「Hearst Contents Hub」が一流セレブたちが実践するアクションや、成し遂げてきた偉業をご紹介。自分には何ができるのかを考え、地球に優しい一歩を踏み出してみよう。環境保護の大切さがかつてない規模で叫ばれる今、少しずつでも行動することが大事なのだから。
エマ・ワトソン
その名声と絶大な人気を生かして、近年は活動家としての活躍も目覚ましいエマ・ワトソン。
男女不平等に関する歴史的&感動的な国連でのスピーチがすさまじい反響を呼んだ彼女だが、エシカルファッションのパイオニア的存在としても有名に!
リサイクルプラスチック素材のドレスを「METガラ」で着用したり(写真)、服の生産過程で生じる切れ端でできたドレスを着用。
「フェアトレードとオーガニックな生産方法を選択するブランドとなら、ギャラなしでコラボする」と宣言したり、公正に製造された服を販売しているブランドを消費者に知らせるキャンペーン「Good On You」に賛同したりするなど、公の場で巧みにアピール! ファッションにおける、サステナビリティの重要性を第一線で説いている。
アリアナ・グランデ
「冗談抜きで人間より動物のほうが好き」と語ったこともあるほど、動物の保護を訴えて、ここ7年ほどヴィーガンライフを送っているアリアナ。イタリア系ファミリー出身の彼女は、小さい頃は肉とチーズをたくさん食べて育ったそうだが、動物好きが高じてヴィーガンに転向。
ヴィーガンであることが環境保全にどう繋がるのかというと、国連の調査によれば、畜産業により排出される温室効果ガスは、なんとすべての交通手段から発生する排気ガスの量を上回るそう。
彼女は、保護犬を新しい里親のもとへ届けるプロジェクトへの寄付や、家畜が保護されるアニマル・サンクチュアリへの訪問など、アニマルライツにスポットライトを当て続けている。
10匹近い保護犬を飼っているというから、筋金入りの動物(特に犬)好きなのは間違いなさそう!
レオナルド・ディカプリオ
セレブのなかでも特にエコフレンドリーな人物として名高いのが、アイドル俳優から社会派のトップスターに成長したレオ様。
地球環境や野生動物を守るため、1998年には自身の名を冠した財団「Leonardo Dicaprio Foundation」を創設して多額の寄付金を集めたり、ナショナルジオグラフィックとともに環境に関するドキュメンタリー映画を制作。一般人とともにデモ行進に参加したり、国連ピース・メッセンジャーを務めたり、カリブ海にエコなリゾートホテルを建設したり…と、かなり積極的に活動している。
2016年に念願のアカデミー賞主演男優賞を獲得した際、スピーチで目を潤ませながら環境保護を訴えたのを覚えている人も多いのでは?
また、トヨタのエコカー「プリウス」ブームのきっかけを作り出した一人でもあり、自宅もソーラーパネルや省エネシステムをふんだんに取り入れるなど、ハリウッドにおけるエコ大使の最たる人物として君臨している。
ジゼル・ブンチェン
そんなレオの元カノでもあるジゼルも、環境保護活動を熱心に行っているセレブの一人。
食用油を流しに捨てない、エコバッグを使う、3つのR(Reuse=再利用する、Reduce=ゴミを減らす、Recycle=リサイクルする)を実践するといったシンプルかつデイリーにできる取り組みから、国連親善大使を務めたり、著書の利益をすべて植樹事業に寄付したりなど、幅広いサステナ活動をしている。
また2010年には、ブログで「シャワー中におしっこをしてトイレの水を節約しよう」という、一風変わったエコな呼びかけもして話題になったが、そんな彼女の教育のおかげで、子どもたちもしっかりエコ意識を持って育っているよう!
ブラッド・ピット
ブラピも様々な慈善活動や人道支援を行っているが、2007年に共同創設した財団「Make It Right」が特に有名。
この財団を通して、2005年にアメリカに甚大な被害をもたらしたハリケーン・カトリーナの被害者のために、エネルギーを浪費しない断熱材や有毒物質を含まない素材を用い、ソーラーパネルなども備えたエコハウスを提供している。
そのほか、日本でも人気のNY発のコスメブランド「キールズ(Kiehl’s)」とコラボし、“28日以内に100%地球に還る”という環境負荷の少ないボディソープを開発・販売したりもしている。
また、アンジェリーナ・ジョリーと結婚していた頃は、夫婦で財団を立ち上げ、人道支援活動も頻繁に行っていた。
シェイリーン・ウッドリー
映画『きっと、星のせいじゃない』や、ドラマ『ビッグ・リトル・ライズ』への出演で知られる女優シェイリーン・ウッドリーは、「ダコタ・アクセス・パイプライン」という石油パイプラインの建設に反対。
「先住民族の土地や飲料水が汚染される」と抗議デモに参加して、逮捕されたほどの行動派。
「私の信じる宗教は“地球”」と言う彼女は、環境保全やナチュラルな暮らしを送ることに多大な情熱を注いでおり、ボディローションや歯磨き粉、デオドラントも天然の原料や市販の材料で自ら手作り。
さらには、「体内の重金属を取り除いてくれる」と泥を食べたり(!)もしているそう。そのインパクト大な野性児ぶりに、影響を受けた人も少なくないかも?
ジョージ・クルーニー
イケオジ俳優として不動の人気を誇るジョージ・クルーニーも、活動家の顔を持つセレブの一人。2009年にはレオと同じく国連のピース・メッセンジャーに就任し、SNSを通じて平和な環境を実現するための優れたアイデアを一般公募するキャンペーンに参加。
また、エコカーを積極的に使ってガソリンに依存しない暮らしを推進したりするなど、色々なアクションを起こしている。なお、愛車の一つは「テスラ(Tesla)」の高級電気自動車、ロードスターなのだとか!
そのほか、前述のブラピの財団「Make It Right」に多額の寄付をしたり、ブラピ&マット・デイモンらとともに人道支援をサポートする団体「Not On Our Watch」を立ち上げたりもしている。
ジェシカ・アルバ
TikTokで見せるダンスやすっぴんが話題の女優ジェシカ・アルバも、やり手のエシカル実業家として知られる人物。
環境に優しいベビー用品や、「口に入れても安全な植物由来」を謳うコスメなどを取り扱う会社「オネスト・カンパニー(Honest Company)」を設立して大きな利益を上げているほか、私生活でももちろんエコ派。
「まずは気付くことが第一歩」と語る彼女。LAの自宅の庭には、リサイクルタイヤが原料の水やりの必要がない人口芝を敷いているほか、コンポストを活用したり、洗剤のかわりに酢と水を混ぜたものを使ったり、家具もリサイクル品で揃えたりするなど、エコなママセレブとして共感と支持を集めている。
ジュリア・ロバーツ
「ラブコメの女王」として一世を風靡したジュリア。3児の母である彼女は、妊娠がきっかけで環境問題に関心を持った様子。
「できるだけのことはしなきゃ」と家庭菜園を始め、ペーパータオルを使わない、プラスチック素材を含まずトイレに流せる紙オムツを選ぶ、自分や子どもにリサイクル素材を用いた服を選ぶ、プラスチックのボトル飲料は買わないなど、身近なところからコツコツと活動をしている。
そのほか、油田開発による環境破壊を防ぐよう政府を説得するサポートをしたり、大気汚染が原因で病気になってしまった子どもたちを見舞うべく病院を訪れたり、人気トーク番組に出演した際はスクールバスの排気ガスが子どもに与える悪影響を説いたりもしており、未来を担う子どもたちが住みやすい環境を目指している。
彼女が環境破壊を進める悪徳企業と闘う主人公に扮した、アカデミー賞受賞作『エリン・ブロコビッチ』も、これを機会にチェックしておいて損はなし。
ジェイク・ギレンホール
相変わらずの人気を誇る俳優であると同時に、実は活動家としての顔も持つジェイク。北極に出向き、温暖化によりイヌイットたちが厳しい状況に置かれていることを伝えている。
また、仕事がら飛行機での移動が多いため、自身のカーボンフットプリント(温室効果ガスの排出量)を相殺しようとモザンビークに植樹すべく1万ドルを寄付したり、セレブとしての責任を果たそうとしている。
普通に地下鉄を使うこともあるらしく、こうした飾らない暮らしぶりも、彼の高感度を後押ししているよう!
ほかにも様々なセレブたちが、自分なりにエコなアクションを起こしているので、お気に入り俳優やモデルがどんなことをしているのか、調べて意識を高めてみてはいかが?
大金の寄付やエコカーの購入はできなくてもしょうがないけれど、身近なことから始めよう!
Text:Hearst Contents Hub