11月11日に、48歳のバースデーを迎えるレオナルド・ディカプリオ。彼がリッチなのは周知の事実だけれど、その財産は紛れもなく桁違いで、例えばクリス・ジェンナーの総資産よりも(かなり)多くお金を持っているのだから驚き。とはいえ、レオの映画が世界中で何十億ドルもの興行収入を得ていること、不動産投資が大成功していること、そしてプライベートアイランドを所有していることなどを考えれば、納得のいく話。

あなたが精神的に安定していて、他人のリッチぶりを詳しく知っても動揺しないタイプなら、彼がどうやって莫大な資産を持つようになったのかご紹介したい。詳しいことは後述するけれど、米『フォーブス』のレポートによれば、レオは2015年だけで2900万ドル(当時のレートで約35億円)を稼いでいる。そしてこれは、『コスモポリタン』アメリカ版が過去にリサーチしたセレブ何人分かの全財産を合わせたものに匹敵する可能性も。

聞いて驚く『タイタニック』で得た資産

俳優は映画への出演料としてもらう巨額のギャラとは別に、興行収入の一部や再放映料(バックエンド・ポイント)も受け取っている。レオが『タイタニック』(1997)で大儲けしたのはまさにこの契約のため。

世界中のセレブの資産をレポートするウェブサイト「セレブリティ・ネット・ワース」によると、レオは『タイタニック』への出演で250万ドル(当時のレートで約3億円)を手にしたが、1.8%のバックエンド契約を交わしていたことで、さらに4000万ドル(約59億円)もの大金を得たとか。

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その他、大きな収入源となった作品を見ていこう。『タイタニック』以前にレオが映画1本あたりの出演で得ていたのは100万ドル(当時のレートで約1億1000万円)前後。だが、『タイタニック』が社会現象を巻き起こしたことで、レオのギャラは急上昇した。

『バラエティ』誌によれば『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)では1000万ドル(当時のレートで約10億8000万円)を手にしたそう。そして、「セレブリティ・ネット・ワース」も『ザ・ビーチ』(2000)、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(2002)、『ディパーテッド』(2006)、『ブラッド・ダイヤモンド』(2006)、『アビエイター』(2004)など一連の映画でそれぞれ2000万ドル(当時のレートで約21~25億円)を手にしたとレポートしている。さらに、『ハリウッド・リポーター』誌によると、レオは『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)の出演料として2500万ドル(当時のレートで約24億2000万円)を手にしたという。

『インセプション』でさらに大金を手に

インセプション』(2010)の時期に、再び「バックエンド・ポイント交渉」をおこなったことで、本作では少なくとも5000万ドル(当時のレートで約44億円)を手にすることになったレオ。

『フォーブス』によれば、「ヒットするかどうかが読めずリスキーだから」という理由で出演料が一部カットされたが、興行収入の一部を受け取ることで同意したとのこと。「つまり、レオは(ギャラを受け取った後で)チケット売上から直接収入を得ることができる、ということだ」と、『フォーブス』は説明している。これはレオが下した最も賢い選択だったと言えるだろう。

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Netflixは『ドント・ルック・アップ』に多額の資金を提供

Netflixオリジナル映画『ドント・ルック・アップ』(2021)のギャラは、3000万ドル(当時のレートで約33億円)だったと『バラエティ』誌は具体的に伝えている。実はW主演を務めたジェニファー・ローレンスの2500万ドル(当時のレートで約27億5000万円)よりもレオのギャラが多かったことから、物議を醸したことも。

『ヴァニティ・フェア』誌に対してジェニファーは次のように答えている。

「もちろん、レオは私よりも多くの興行収入をもたらしています。私はとても幸運で、自分の契約に満足しています。しかし、私自身が目の当たりにしたもの――同業界の他の女性も同じようなことを経験してきたと思うのですが――同一賃金について尋ねるのは非常に気まずいものです。不平等に見えるものに対して疑問を持ったとしても『男女間の格差ではない』と言われるだけで、具体的なことは誰にも教えてもらえないですし」

「アップル」社は話題の新作映画のために多額の資金を提供

マーティン・スコセッシ監督と6度目のタッグを組んで、映画『Killers of the Flower Moon』(原題)を制作中のレオ。『バラエティ』誌によると、「アップル」社はこの象徴的なコンビの新プロジェクトに3000万ドル(約45億円)を支払っている。

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広告出演料だけで1億ドル

キム・カーダシアンはInstagramの投稿1回あたりで100万ドルを受け取っているかもしれない。だが、レオはその有名な顔をブランドに提供して数千万ドルを稼いでいる。

「セレブリティ・ネット・ワース」によると、レオは広告出演料で1億ドル(約148億円)を稼いでおり、アメリカの代替肉企業「ビヨンド・ミート」の初期投資家でもある(そして、「ビヨンド・ミート」はキム・カーダシアンも支持するメーカー)。直近ではサステナブルなシャンパンブランド「テルモン」にも投資している。

プライベートアイランドを所有

レオが不動産運に恵まれているのか、それともただの天才なのかは分からないが、いずれにせよ、レオは自分自身のためにうまく運用している模様。1998年に購入したマリブの自宅を、2021年に1100万ドル(当時のレートで約12億1000万円)で売却し、およそ1000万ドル(当時のレートで約11億円)の利益を得ている。他にも数百万ドル相当の物件を「数十件」所有しているとの報道も。さらに、ベリーズにプライベートアイランドまで所有している。

結局のところ、レオナルド・ディカプリオの総資産は?

「セレブリティ・ネット・ワース」によると、その金額は2億6000万ドル(約386億円)と推定されている。これには、どんな人でもジュリエットを亡くしたロミオのように、動揺せざるを得ないはず…?

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Translation: Saeco.Y From COSMOPOLITAN US