14年前に50歳で亡くなった、“キング・オブ・ポップ”ことマイケル・ジャクソン。その娘で、俳優やミュージシャンとしても活躍しているパリス・ジャクソンが、父マイケルの誕生日にSNSでメッセージを投稿しない理由を語り注目を集めている。

祝われるのが嫌いだったMJ

8月29日は、マイケル・ジャクソンの誕生日。生きていれば65歳を迎えるはずだったマイケルの誕生日を、今年も多くのセレブやファンたちがSNS上で祝福する中で、実娘であるパリスがあえてSNSを投稿をしない理由を明かしている。

当初はパリスのInstagramストーリーに投稿され、現在はフィードにも投稿されている動画では、SNS投稿をしないのは父マイケルのことを想ってのことだと伝えている。

「今日は、父の誕生日です。彼が生きていたとき、誕生日のことを話したり、お祝いされることを嫌っていました。私たちが誕生日を知ることすら嫌がっていたくらい。パーティーを開かれることを避けたくて」
「現代では、SNSが誰かへの愛を伝える場としている人も多いですよね。一部の人には、“SNSで誕生日をお祝いしない=愛していないし、気にかけてもいない”と捉えられてしまうこともあります。父の誕生日に何も投稿しなかった私に誹謗中傷のメッセージを送ってくる人もいます。彼らは、私がSNSで投稿するかしないか、それだけで私が自分の父親を想う気持ちを判断するのです。だから今回は、動画を作りました」

そうしてパリスは、誕生日当日に出演したライブでマイケルへの想いと感謝を語っている動画をシェア。そこでは、「父は50年もの間、血と汗と涙を流し、愛と情熱を注ぎ、こうして今、みなさんと話したり歌うことができるのです。すべてパパのおかげ」と語りかけている。

2023 bonnaroo music arts festival
Erika Goldring//Getty Images

続けて、パリスはマイケルの誕生日にできることをいくつか提案。

「マイケル・ジャクソンの大ファンで、もし彼を喜ばせたいと思っているのであれば…。“誕生日をお祝いしない”ということ以外でパパが喜ぶと思うことは、環境のためや動物保護のために活動をすることじゃないでしょうか。私とパパは別人なのでパパの代わりに発言をすることはできないけど、これらはパパが興味を持っていたことです。パパの誕生日に敬意を払いたいというのであれば、こういうことがおすすめです」

また、X(旧Twitter)に投稿された「ネガティブな意見にだけ注目しているように感じます。パリスが誕生日メッセージを投稿をしなくても、本当のファンは怒ったりしない。でも、世界中のファンは彼の誕生日をお祝いしたいんです」というコメントにも返信。決して「お祝いをやめてほしい」と言っているのではない、と誤解を解くという一幕も。

「日頃からそうだけれど、特ににパパの誕生日にネットでいじめを受けたり嫌がらせをされる立場として発言をしただけです。今回の投稿は、意地悪でパパのことをなんでも知っていると勘違いしている人に向けたもの。私は、パパに何度も言われてきたことを繰り返しただけです。あなたはあなたらしくすればいい、ってね」

普段はあまり公な場に姿を見せないマイケルの息子たちプリンスとビギは、ラスベガスで開催されたシルクドゥソレイユによる「マイケル・ジャクソン ワン」にてファンと交流し、父親の誕生日を祝ったことが伝えられている