『ハリー・ポッター』シリーズ第1作目である『ハリー・ポッターと賢者の石』の公開から20周年を記念して、同窓会スペシャルの配信が決定し話題に。キャストたちがお祝いのメッセージを寄せるなか、のちに世界的スターとなる子役たちのキャスティングに携わった製作陣が語る当時の裏話にも注目が集まります。

本記事では、マルフォイ役を射止めたトム・フェルトンのキャスティング秘話をお届け!

トム・フェルトンは、ハリー役の候補だった!?

『ハリー・ポッター』シリーズ全8作で、出演時間の合計わずか31分30秒ながら、現在でも不動の人気を誇るドラコ・マルフォイ役を演じたトム・フェルトン。実は、シリーズ1作目の製作に向けたキャスティングでは、主人公のハリー・ポッターの候補に挙がっていたのだとか。

1作目と2作目のメガホンをとったクリス・コロンブス監督は、トムはハリーのオーディションに元々の金髪を黒髪に染めて臨んだものの、それが想像とは違っていたと振り返ります。

「トムは素晴らしい俳優だったので、髪を染めて額に傷跡を再現し、眼鏡をかけさせてみようと思いました。彼の演技はハリーにぴったりでしたが、11~12歳の子どもの髪を染めるととても不自然になってしまうことに気づいたんです」

トムを主人公に起用することは諦めざるを得ませんでしたが、マルフォイ役を演じさせてみると完璧で、「起用するしかない」と思ったそう。

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悪役のイメージがつくも「感謝」

トムはインタビューで、ハリーやロンのオーディションを受けたものの、結果的にマルフォイ役に起用されたことに対して「感謝している」と語りました。

マルフォイ役を好演したことで、いじめっ子や悪役というイメージがついてしまったのも事実。そのイメージを払拭したいかというインタビューでの質問に対して、「俳優人生においてずっと悪役を演じてもいい」と語ります。

「闇のあるキャラクターを演じるのが好きです。一見ヴィランだけれど、その奥に潜む不安や問題を抱える人間らしさを演じていきたいです」

とはいえ、『ハリポタ』を卒業後、様々な役柄を演じてきたトム・フェルトン。またいつか人間味溢れるヴィランを演じてくれることに期待!

※この翻訳は抄訳です。

Translation: ARI

Digital Spy