フィリピン出身で、ハワイ在住の人気インフルエンサー、ブレットマン・ロック(23歳)が、デジタル版『プレイボーイ』誌の表紙に登場。ゲイを公表する男性として初めて同誌の表紙を飾ったことはもちろん、美しすぎる写真の数々が話題に。

象徴的なバニースーツ姿に身を包み、完璧なポージングで同誌のカバーを飾ったブレットマン。Instagramのフォロワー数は1700万人を超え、コスメのプロデュースをも手掛ける彼の華麗なるメイクアップ術は、SNSで紹介する度に注目を集めている。

今年2月には、自身のリアリティ番組『MTV Following: Bretman Rock』が放送され、5月に行われた第1回「2021 MTV Movie & TV Awards: UNSCRIPTED」ではブレイクスルー・ソーシャル・スター賞を受賞。

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『プレイボーイ』誌によると、男性が同誌の表紙を飾ったことはあるものの、LGBTQ+コミュニティの一員であると公言している男性としてはブレットマンが初めてだという。また、バニーのフルスーツを着た男性の撮影も史上初とのこと。

そんな今をときめくブレットマンは、同誌のカバーに登場したことの意味について語った。

「『プレイボーイ』誌の表紙に男性が登場することは、LGBTQ+コミュニティにとっても、褐色人種のコミュニティにとっても、非常に大きな意味があります。『本当にこんなことが現実で起きているの⁉』っていう感じでね」

また、同誌の表紙を飾ることを目標にしていたけど、男性向けライフスタイル誌であることから、実現できるかどうか自信がなかったともいう。

「マネージャーに 『何がしたい?』と聞かれたとき、実現できるとは思わなかったけど、冗談で『プレイボーイ』と答えたことがあります。これで、自分がやろうと思えば何でもできると証明できたんです。そして、『プレイボーイ』誌が私を信じてくれたのは、とても素晴らしいこと。それは、私にとってかけがえのないものでした」

今年7月には、『ピープル』誌のインタビューでフィリピンで生まれ育ち、ハワイに移住することになった自身の生い立ちについて語ったブレットマン。

「何もないところから来ました。本当に何もないところから。夢のまた夢のようでしたね。移民の子どもとして育つと、他の人の2倍働かなければならないと言われます。そして、謙虚にしているべきだとも。誰かの家に入るときは、靴を脱ぎ、それと一緒にプライドをドアの前に置いていくようにね。常に謙虚な気持ちで仕事したいんです」

さらに世界中から注目を集めるようになった彼だけど、大都会であるロサンゼルスなどには引っ越しをせず、大自然に囲まれたハワイでの生活を好んでいることも明かした。

「大都市には、地に足がついていて、人間らしく生きている人は数人しかいないような気がします。ロサンゼルスに行くと、まるでロボットと一緒にいるような気分になることがよくあるんです。彼らはただ座って、人の話をしているだけ。私が口をはさむこともできるけど、もしそれが他の人の話をしているだけだとしたら…何も言う必要はないですよね」

人気セレブの仲間入りを果たしたけど、常に冷静に自分を見つめているブレットマン。そんな彼のこれからの活躍も楽しみで仕方ない!