「ワン・ダイレクション」のメンバーで、現在はソロ活動を行っているナイル・ホーラン(27歳)。そんな彼は先日、ダーモット・オレアリーがホストを務めるポッドキャスト『Just People』に出演し、グループ活動時は「まるで囚人のようだった」と告白した。


グループ活動休止後、「Slow Hands」などのヒット曲を生み出したナイル。彼は17歳のときに、リアリティ音楽オーディション番組『Xファクター』に参加し、見事「ワン・ダイレクション」のメンバーに合格。その後グループは、すぐにトップスターの仲間入りを果たし順風満帆に思えたが、そこには“有名になったからこその悩み”が付きまとっていたそう。

「『檻の中の囚人みたい』と感じることは、度々あったね。デビューしてからの最初の数年間はティーンエイジャーだったから、かなり苦労したよ。でも何をするにも人目に付かないように、ホテルのカーテンをいつも閉める必要があって、頭がおかしくなったよ」
「“有名になったから、そうしなければならない”という考えに本当に悩まされたし、『どうして外に出してくれないの? ただ散歩に行きたいだけなのに!』って思ったよ。でも私たちのこの思いは、ファンには理解できないことだったんだ」
「今ではもう理解しているけど、当時の私たちはこんな風に思っていた。『君たちが私たちの年齢だったら、外に出たいという気持ちが分かるはず。だから普通に街を歩けるようにさせてよ! お願いだから理解して!』ってね」
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さらにナイルは、当時の多忙な毎日についてもこう語った。

「イギリスでは本当に多忙だったよ。サインをするためにあちこちを周って、クレイジーな毎日だった。乗っている車の窓を叩かれたこともあって、それが初めて辛いと感じたことだったかな」
「『 What Makes You Beautiful』のリリース時に、グループの人気が爆発し始めたんだ。私たちはグラスゴーやバーミンガム、そしてマンチェスターにあるレコードショップ『HMV』を周って、サインをし続けた。忙しすぎて混乱していたよ」

「ワン・ダイレクション」は2010年に結成され、メンバーであったゼイン・マリクは2015年にグループを脱退。グループとしては、アルバム『Made in the A.M.』のリリースを最後に2016年に活動休止を発表している。

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いまだグループ復活について多くの期待が寄せられているが、メンバーのリアム・ペインは、2019年にこう話したことも。

「それぞれのソロキャリアのために、少なくとも2年はグループでの活動はないだろう」

壮絶なオーディション勝ち抜き、夢の舞台に足を踏み入れた1Dのメンバーたち。しかし華やかな世界では、やはり様々な苦労をしてきたよう。セレブも私たちと同じ“人間”だと理解して、いつか彼らが復活してくれることを願いたい!

※この翻訳は抄訳です。

Translation: ARISA ISHIMOTO

Digital Spy