新型コロナウイルスのパンデミックで外出を制限された2020年、人気の高かったファッションアイテムがラウンジウェアやパジャマばかりだったのは、無理もないこと。何より快適さが求められる傾向は、今年も衰える兆しをみせていない。
そうしたなか、多くの人が次に欲しい物のリストに挙げているアイテムは何だろうか――? どうやらそれは、2000年代に大流行した「アグ(Ugg)」のブーツのよう。
世界的ファッション検索プラットフォーム、リスト(Lyst)が発表した2020年第4四半期(10~12月)のデータによると、アグのブーツの検索数は、前年から大幅に増加。「クラシック ウルトラ ミニ」は、検索数ランキングの5位に入ったという。
イリーナ・シェイクやケンダル・ジェンナー、エミリー・ラタコウスキーといったトレンドセッターたちもこぞって着用しており、その姿がパパラッチされている。
また、リストはこうした傾向について、「在宅時間が長くなったことで、サンダルよりも冬に適した快適かつ実用的なシューズの需要が急増している」と説明する。
「アグ」のクラシックブーツは、2000年代に爆発的に流行したアイテムの一つで、ケイト・モスやシエナ・ミラーが広めた、“ボーホー・スタイル”の代名詞ともいえる。
また「アグ」は、何より快適さを重視したデザインでありながら、ハイエンドなブランドとも数多くコラボレートしてきている。最近では、「テルファー(Telfar)」や「Y/プロジェクト(Y/Project)」とのコラボにより、それぞれバッグとブーツを発表。
最近では、『ヴォーグ』誌の名物エディターだった著名ファッションジャーナリストのアンドレ・レオン・タリーをブランドの顔に選んだりもしている。
ただ、毎日の散歩用に快適なシューズは欲しいけれど、2000年代初めのワードローブに戻ることには抵抗がある、と感じる人もいるかもしれない。そういう人たちは、ウェリントンブーツをチェックしてみてはいかが?
「シャネル(Chanel)」や「プラダ(Prada)」、「ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)」、「ヴェルサーチェ(Versace)」、「ガニー(Ganni)」などがそれぞれウェリントンブーツを発表しており、イリーナ・シェイクやベラ・ハディッドがスタイリッシュに履きこなしている。
快適で実用的なブーツは、数カ月で着なくなるかもしれない服に投資することなくコロナ禍のワードローブをアップグレードしてくれる、最善の方法の一つなのかも!
※この翻訳は抄訳です。
Translation:Hearst Contents Hub