映画『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズで知られる女優レネー・ゼルウィガー(50歳)。最近はドラマにも出演するなど幅広く活躍をしている彼女だけれど、実は2010年から6年間ほど休業していた時期があった。そんなレネーが、最近公開となったインタビューで、休業の理由や一時話題を呼んだ“整形疑惑”を語っている。

レネーの整形疑惑が持ち上がったのは、しばらく休業していた彼女の復帰後である2014年のこと。これまでにも整形を否定したことがあるレネーだったけれど、改めて当時の心境を<New York Magazine>に語っている。

「時の経過と共に変化した外見が“おかしい”から“変える必要があった”、と言われているように感じました。とても悲しかったし、私は美をそんな風に捉えていないの。ましてや、自分のことをそんな風に思ったこともないわ。私は自分の変な部分や完璧じゃないところが好きなんです。完璧じゃないから、私は今の仕事ができている。変えたいとは思わないわ」
「私はブルージーンズとカウボーイブーツを履いて、くしゃくしゃの髪で仕事に採用されたの。そもそもキャリアのスタートがそうだったのよ。それが突然、自分らしくない型にはまろうとはしないわ」
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2014年に撮影された、当時45歳のレネー。

さらに、整形していると言われたことは「世界中から受けた屈辱」だとも感じたそう。

「世界中から受けた屈辱があったから、人生で物事を正しく見ることができるようになったわ。何が本当に大事なのかを理解し、それまで必死に掴まっていた上辺だけのものを手放すことができた」

また、6年間休業に至った理由や、休業にあたり心に刺さった女優サルマ・ハエックの言葉も明かしている。

「休業をしたのは、(過去の私が)不健康で、自分をケアできていなかったから。自分の中の優先順位の中で、一番下にいたのが私だったの。セラピストにも言われたけれど、私は人生の99パーセントを公人として生きていて、本当の人生は残った1パーセントだけだった。だから、2年後までの予定を決めて忙しなく生きるんじゃなくて、偶然の出来事を経験できる時間がほしかった。また、アイデアが浮かぶように少し静かな環境で過ごしたかったんです」
「サルマに『バラは、一年中咲いていない。咲き続けることができるのはプラスチックの偽物だけ』と言われて、すぐに理解したの。次の仕事をするため、『私は大丈夫』って自分を偽る。本当は立ち止まらなくちゃいけない時期なのに、『次の仕事はクリエイティブだから、受けなければ一生後悔する』と言い聞かす。でもそれは違うの。本当は、休んで、自分を取り戻さなくちゃならない」

休業をしてからは、それまでとまったく違う生き方を楽しんでいるというレネー。見た目が変わったと騒がれた時期にも、「今は充実した幸せな人生を送っているの。それが外見に反映されているのね」、「友人たちからも、これまで以上に穏やかな表情をしてるねと言われるの」と語っていた