映画での共演をきっかけに交際、結婚に発展したアンバー・ハードとジョニー・デップ。その後2016年5月にアンバーが離婚を申請し、ジョニーから暴力を受けていたことを訴え、接近禁止命令を求めるなど泥沼化しながらも、2017年には離婚が成立。ところが今年に入ってから、ジョニー側が「アンバーのDV被害は虚偽である」ことを主張し、元妻を名誉毀損で訴えることに。そして、同裁判に俳優のジェームズ・フランコが出廷する可能性が浮上。

アンバー・ハードがDV被害を告白した際、あざが残る顔の写真がメディアで報道され、大きな話題を呼んだ。昨年末にはアンバーが「ワシントンポスト紙」に、DV被害者としての記事を寄稿。しかしジョニー側は一切を否定し、アンバーは「被害者ではなく、加害者だ」などと話し、今年の3月には5000万ドル(約54億円)の名誉毀損の裁判を起こした。

同裁判でジョニーが主張しているのは、アンバーの顔にあったあざは「メイクアップで描いたもの」であるということ。そのため、顔にあざができたとされる翌日にアンバーと会ったジェームズ・フランコに証人になってもらうべく動いているんだそう。一部メディアによれば、その日ジェームズはアンバーのマンションを訪れており、ジョニー側は、二人が一緒にエレベーターに乗る姿を捉えた防犯カメラの映像を入手しているようだ。

さらに、アンバーが離婚後に交際したイーロン・マスクも証人として召喚される予定だという。イーロンが召喚される理由は、離婚申請前から二人が交際していたとジョニーは考えているおり、アンバーの当時の状況を知っているとされているから。

ジョニーの弁護士は以下のようにコメント。

「デップ氏がアンバー・ハードの顔を殴ったとされる2016年5月21日から、“あざ”を描いて裁判所へ行き接近禁止を申請した5月27日までの間に、ジェームズ・フランコとイーロン・マスクと会っていたという証拠が手元にあります。そのため、2人に事実証人としての関心を持っています」

一方でアンバー側の弁護士は「元妻を攻撃し続けるため、故意に世間を惑わす情報をタブロイド紙を通して流しているという、馬鹿げた行動」と猛烈批判している。