グラミー賞を5度受賞し、全世界でアルバム売上2億5,000万枚を記録している歌姫セリーヌ・ディオン。つい先日も、痩せすぎ批判に対し「放っておいて」とコメントしたことでも話題の彼女だが、ついに伝記映画の制作にGOサインを出した模様。

バラエティ』誌によると、セリーヌと彼女のレコード会社は、アルバム『ラヴ・ストーリーズ』からの2枚目のシングルと同じタイトルを冠した映画『パワー・オブ・ラヴ(The Power of Love)』の制作に同意し、曲の使用許可も出しているという。

セリーヌ・ディオン
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同映画は、フランスの大手映画制作会社ゴーモンから2020年に公開予定で、フランスを中心にスペインやカナダ、アメリカ・ラスベガスなどで撮影されるとのこと。

カナダ・ケベックに14人兄姉の末っ子として生まれたセリーヌ。その幼少期から世界的スターになるまでの道のりを描きつつ、母親や家族、2016年に長い闘病の末に逝去した彼女の夫で元マネージャーのルネ・アンジェリルとの絆にも触れる、と同誌は伝えている。

セリーヌ・ディオン
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ルネ・アンジェリルとセリーヌ。

監督を務めるのは、フランス人女優で歌手のヴァレリー・ルメルシェで、彼女自ら主演も兼任。ヴァレリーは、夫レネを亡くし深い悲しみに暮れているセリーヌの姿を目にしてから、彼女の人生に興味を持つようになった、ともコメントしている。

今年も、偉大なアーティストを題材にした伝記映画の勢いがすごそう…! ラミ・マレックが伝説的ロックバンド「クイーン」のフレディ・マーキュリーを演じる映画『ボヘミアン・ラプソディ』は、第76回ゴールデングローブ賞で2冠を達成し、第91回アカデミー賞でも5部門にノミネートされている。

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また2019年5月には、エルトン・ジョンの伝記&ミュージカル映画『Rocketman(原題)』も公開予定。エルトン役のタロン・エガートンはじめ、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のリチャード・マッデンや『リトル・ダンサー』のジェイミー・ベル、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のブライス・ダラス・ハワードら人気キャストが出演する。

セリーヌからのコメントはまだ発表されていないが、彼女も映画の完成をきっと楽しみにしているに違いないはず。

この翻訳は、抄訳です。

TranslationReiko Kuwabara

Harper’s BAZAAR UK