偉大なアーティストながら、 ドレスやパンツルック、そしてシックなものからカラフルなものまで着こなせられるファッショニスタとしても知られるセリーヌ・ディオン(50歳)。そんな彼女が最近手がけたのが、ジェンダーニュートラル(性別の区別をしない)な子ども服のデザイン。
今回セリーヌがデザインを手がけたのは、ジェンダーニュートラルな子ども服ブランド「NUNUNU」の、カプセルコレクションとなる「CELINUNUNU」。3人の子どもを持つセリーヌは、コラボ前から「NUNUNU」の洋服を実際に子どもたちに着せていたそう。
「以前からNUNUNUやブランドが体現しているコンセプトが大好きでした。平等性や可能性を伝えるべく、彼らとタッグを組みました」
「ステレオタイプ、そして“標準”から外れて、自分が好きなものを選べるよう応援します。自由に、クリエイティブに、そしてインスパイアを受け、互いを尊敬しあい、幸せを感じられる、そんな人生になるよう手助けします」
セリーヌが同コレクションを発表したCMでは、病院に忍び込み、警察にタックルされ、最後は逮捕されるというコミカルな演技も見られると話題に。ピンクと水色の洋服を着させられ、性別ごとに分けられていた赤ちゃんにセリーヌが魔法の粉を吹きかけると、赤ちゃんはジェンダーニュートラルな姿に変身! ユーモアだけでなく、メッセージ性の高いCMになっているよう。
「私たちにとって子どもたちは全て。でも子どもたちからすれば、私たちは人生のほんの一部。私たちは過去を重視し、子どもたちは明日を夢見るの。彼らを未来へ送り出すのは私たちの役目だけど、歩む道は彼ら自身が選ぶもの」
また、ブランドはファッションの持つ意味をこのように語っている。
「ファッションには、人々の考えを形にする力があります。洋服を通して子どもたちには自由になることを教えて、個々を見つけられるようインスパイアしましょう」
今回セリーヌは、0歳から14歳までが着られる70種類以上の洋服をデザインしたそう。その多くにはクロスや星、アルファベット、そしてスカルなどのモチーフが描かれている。親に着せられるがままではなく、子どもの頃から自分らしい洋服を選べるように…そんなセリーヌの願いが込められたアイテムは必見!