元祖お騒がせセレブと言われているリンジー・ローハン。最近はリアリティ番組出演の決定や、映画『スーパードール/パパが人形に恋をした』続編への出演が噂されるなど、仕事面でも復帰しつつあるリンジーだけど、先日、彼女が起こしたとあるトラブルが話題に。
先週末、Twitterで「リンジー・ローハン」という言葉がトレンド入りするなど、大きな話題となった一件。発端は、リンジーが、モスクワで出会った難民一家の手助けしようとしたこと。世間が知ることとなったのは、その一部始終が彼女自身のInstagramライブで生配信されていたから。
手助けしたいという一心で、難民の家族に近づいたリンジー。
突然Instagramライブを開始し、「シリア人難民に出会ったの。彼らのことが心配だわ」と明かしたリンジー。路上で暮らしているとみられる一家に近づき、「あなたたちの話を聞かせて。助けたいの。何が必要?アメリカに何を求める?」などと語りかけた。ところが父親は英語を話せないようだし、母親も最初はニコニコしているものの言葉すべてを理解しているわけではなさそう。
すると今度は、毛布にくるまっている子どもに「今日の夜、ホテルに泊まりたくない? テレビで映画を見ようよ。さぁ、おいで」と説得しようとするも失敗。再び母親に向かって「1泊だけでいいから。それで明日また会えるようになるわ。夫はダメ。あなたと子どもの3人だけよ」と、なぜか家族を引き離そうとしたため、母親から「私たちは家族だから」と断られる羽目に。
断られ続けても挫けないリンジーは、説得を続ける。
「地面で寝るなんてダメよ。こんなのフェアじゃないわ。私だって凍えているのに…。誰かが家やベッドを与えると言っているのであれば、この場合は私ね、どうか言うことを聞いて。だから、私の車に乗って」
しばらくすると、立ち上がって荷物をまとめだした一家。リンジーは「楽しみね! ホテルで暮らせるのよ。これ(地面に敷いていたダンボール)は汚いし、もういらないのよ!」と大喜び。ところが実は彼らは、しつこく話しかけてくるリンジーから逃げるためにその場を離れようとしていただだけだったよう…。
この事態を受けて、リンジーは驚きの行動に。この両親に見える二人が、子どもたちを人身売買しようとしているのだと決めつけて叫びだしたのだ。
「子どもたちを連れて帰るまで、私は離れないから! あなたたちの本性はお見通しよ! こんなことをしたらアラブの文化を汚すことになる。子どもたちは嫌がってるわ。子どもたち、私はあなたの味方だからね、安心して! 私はどこまででも追いかけるわよ。今、世界中が動画を見てるわ!」
NGO団体の<セーブ・ザ・チルドレン>によると、はっきりとした数字をカウントすることは困難だが、実際におおよそ2億1500万人の子どもが取引をされているそう。これは確かに世界的な問題だけれど、この一家が本物の家族なのか、人身売買をしていたのかはこの状況だけではハッキリと判断がつかないもの。
執拗につきまとって両親を責め続けたリンジーが、耐え切れずに子どもの手を取ろうとした瞬間、母親の腕がリンジーの顔の方向へ伸び、カメラが回転。リンジーはといえば、「ホ〜!」と悲鳴を上げて泣きだす始末。
顔を押さえながら、「ショックだわ…。彼ら、人身売買をしていたの…。怖いわ」といい、最後は言葉を失い配信が終了。
開始してしばらくは、妹のアリアナがハートの絵文字を送るなど、ポジティブなコメントが多かった同配信。しかし、家族が立ち上がった瞬間から「これは悪い展開になってきた」、「(お騒がせの)リンジーが帰ってきた」、「気をつけて!」、「家族を困らせてるわ」、「彼ら、本物の家族なんじゃないか?」という心配コメントや、面白がっているコメントが流れるように…。
同日Instagramに、「人助けをして。自分は後回しよ。どんなことでもするの」と書き残していたリンジー。純粋な彼女のことだから、きっと本気で人助けがしたかったのだろうけど、果たしてこれが最善策だったのだろうか…。