10月に30歳という節目を迎えたばかりの栗原ジャスティーンさん。「肉体的な折り返し地点が近づく30歳になることは、自分の中ですごく大きな意味があるんです」と語る彼女は、現在大幅なトレーニング改革に取り組んでいるんだとか。【前編】に続き、今回は理想とするボディメイキングやライフスタイルモデルとして描く将来についても語ってもらいました。ジムでトレーナーがいなくてもできる、アプリを使ったセルフトレーニング術も明かします!

――ジムでのセルフトレーニングのメニューはどうやって考えているんですか?

「実は、自分でジムのメニューを考えるというのが一番難しいんです! それができるんだったら、みなさん簡単にボディメイキングができてるはずなんですよ。私の場合、普段はアスリートハウスでパーソナルトレーナーがついていて、目的に合わせてメニューを作って頂いています。週一だけ自分でトレーニングをするので、その際は自分の理想に近いボディのフィットネスやライフスタイルモデル達が手掛けるアプリを購入して、その通りにトレーニングをしています。本当にいろいろなタイプの女の子がいるから、この子の腹筋、この子の脚、この子の背中…という感じに、好きなモデルの好きなパーツを組み合わせて、自分だけのメニューを作ることができるんです。まずはやってみて自分に合えば継続、違うと思えばそこで止める。理想やゴールを持ってボディメイキングをすることで、トレーニングの幅が広がるしモチベーションも上がると思います」

――今、ジャスティーンさんが理想とするボディメイキングとは?

「私は筋肉云々というよりも、女性らしい体が好きなんです。モデル時代、サラダしか食べていないのにまったく痩せず、どんどん太っていった時期があって。そうかと思えば、ほどよく肉付きのある女性らしい体になりたいのに、逆にガリガリに痩せてしまい、太りたいのに太れないという時期も経験しました。最近は、自分にあったトレーニングや食事でその悩みを克服し、どんどん健康的でポジティブなマインドに向かっていっていると感じています。日本では「ダイエット=痩せる」という意味になるけど、アメリカでダイエットと言うと、きちんとした食事をして健康になるという感覚なんです」

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――サプリメントは摂取されていますか?

「サプリメントは必要に応じて、適量を適時に摂るようにしています。例えばトレーニング前にBCAA(分岐鎖アミノ酸)を摂取して筋肉の肥大化を意識、それと同じくらい回復も意識していて、グルタミンやビタミンを摂取しています。私の場合、風邪をひきそうだなっていう時にこのふたつのサプリを飲むと、翌日には回復していることが多いんですよ。健康的な食生活を意識しすぎて体に必要な油が足りなくなると、関節の動きが鈍くなることがあるので、フィッシュオイルも摂取しています。ボディメイキングというと筋肥大に目が行きがちだけど、それ以上に身体の疲労回復がすごく大切だと思っています。回復や栄養の補うという意識でサプリメントを摂取している感覚ですね」

――日々ストイックにトレーニングを継続されてますが、正直今日は気分が向かない、ジムに行きたくないと思う日はないんですか?

「ないです! 先週、膝を痛めたのでメニューを軽くしたんですけど、終わったあと「物足りない!」ってうずうずしちゃって(笑)。土日はトレーニングをお休みにしていますが、時間が空いていたら自宅でヨガやストレッチをしています。ボディメイキングをする人には身体の変化が見えて楽しいという人と、トレーニングが好きな人との2タイプがあると思うんです。私は完全に後者で、体型の変化はプラスαで考えています。もし、見た目だけを重視しているのであれば、トレーニングのメニューも今とまったく違うものになりますしね。理想のボディへの最短距離は他にあるけど、トレーニングそのものが好きだから、今のやり方が合っているのかと思います」

――今後の目標や、ライフスタイルモデルとして描くビジョンについて教えてください

「10月に30歳を迎えたのですが、それが自分の中ですごく大きい。肉体的な折り返し地点が近づく今、トレーニングをスタートした当初に思い描いた理想とする体型を、いつまでも先延ばしにするんじゃなく1度体験してみたいというのはありますね。ライフスタイルモデルとしては、日本の偏ったダイエット観や美的感覚を変えていきたいなと考えています。私自身、体型にコンプレックスがあってそれを変えたくて、一からトレーニングを始めてここまで来ました。ジムに通い始めた当初はマシンの動かし方もわからず、なんとなくランニングをして終わった日もあったんです。トレーニングを初めて挑戦する女性の気持ちに共感できるから、その人たちの気持ちにそってボディメイキングを教えたり、楽しんで欲しいと思うんです。自分の経験に基づいたベストなやり方で、たとえば本やDVD、アプリを通して、女性にジムで効率よくトレーニングする方法を広めていきたいですね」