ドライクリーニング指定の服の洗濯って、どうしていますか? もちろん、クリーニング店にドライ指定で出している人も多いでしょう。でも、クリーニング代の節約のためとか、クリーニング店まで行くのが億劫…、という理由で、洗わないままにしておいてしまう人も、実は多いのではないでしょうか。

コスモポリタン アメリカ版では、このようなクリーニングや洋服のお手入れに関するジレンマを解決するべく、大人気スタイリストのレイチェル・ゾーにインタビュー。先日、日本でも柔軟剤でおなじみのダウニーとタイアップして、2016年秋冬向け「洗濯しやすい」コレクションラインを発表したレイチェルが、みなさんがやりがちなお洗濯や服のケアの間違いをズバっと指摘。正しいお手入れ方法も教えてくれています。

スタイリストが教える、洗濯にまつわる6つの「勘違い」
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勘違い1:ドライクリーニングは毛玉やほつれを防いでくれる

「おしゃれ着なら、何でもかんでもドライクリーニングに出せばいいと思っている人がけっこういるようですが、まずは洋服のタグをよく見てみてましょう。中には、"ドライクリーニングは避ける"ように表示されているものもあるはずです。特別なコーティングがされている服などは、ドライクリーニングによってそのコーティングが剥がれてしまいますよ。また、ドライクリーニングの溶剤が毛玉の原因になることも。洋服の素材によっては、洗濯機で洗ったり手洗いした方が、毛玉ができくいこともあるんです」

勘違い2:柔軟剤は必要ない

柔軟剤は、洗濯時の摩擦やダメージから繊維を守ってくれます。髪のコンディショナーと同じように、洋服の繊維がパサつくのを防いでくれるんです。着古した洋服でも、柔軟剤を加えることで見違えるような仕上がりになりますよ」

勘違い3:一度着たら毎回洗濯する

「人それぞれ生活スタイルが違うので、自分が必要と感じたときに洗濯すればいいんです。洋服の洗い過ぎや、まだ汚れてもいないのに不必要に洗濯するのはNG。下着やワークアウト用ウェアならその都度洗ってOKですが、デニムやシャツなどは汚れが付いていなければ数回着てから洗濯すればよいでしょう」

勘違い4:洗濯機で洗うと洋服が縮む

「洗濯機で水洗いすると服が縮むと思っている人が多いようです。でもそれは間違い。"乾燥機"にかけると縮むんです。洗濯表示タグをよく見てみましょう。洗濯OKの表示があれば、問題なく洗濯機で洗っていいのです。ただし、"タンブル乾燥禁止"と表示があったら、乾燥機に入れないで自然乾燥させましょう」

勘違い5:ハンガーに吊るして乾かす

「ハンガーに吊るして乾かしてはいけない洋服もあります。特に繊細なニット類は、ハンガーの跡がついてしまうのでダメ。ニットなら、屋外で平置きして乾かすのがベストです」

勘違い6:カシミアやシルクは絶対にドライクリーニング

「カシミア、ポリエステル、シルクなどはドライクリーニングしかできない、と思っていませんか? でも、特殊な染めや加工がされているもの、あまりに繊細で扱いにくいものなどでなければ、水洗いも可能なんです。洗濯表示タグをきちんと確認してから、ベストな洗濯法を選びましょう」

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Captain & Me, Inc.

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