洋服やタオル、寝具は定期的に洗っていても、見過ごされてしまいがちなキャップ。よく使う場合はもちろん、たまにかぶるだけでも、キャップには汚れや皮脂、汗、化粧品などが付着しています。

今回は<グッド・ハウスキーピング>より、クリーニングの専門家がおすすめする「キャップの洗濯機での洗い方と手洗いの方法」をご紹介。これを機に、家にあるキャップを洗濯してみるのもいいかも!


【INDEX】


洗濯前に

キャップを洗う前にまずは、帽子の内側についている洗濯ラベルを探してみて。ベーシックなキャップほど洗いやすく、飾りのついたものには丁寧な扱いが必要です。

色落ちの心配がある場合は、水を数滴垂らし、ペーパータオルでこすってみましょう。それでも問題がなければ通常の洗い方でOK。もし色落ちするようなら、必要に応じて部分洗いをするだけにとどめてください。

キャップを洗う頻度

もし毎日、あるいは週に数回キャップをかぶるなら、少なくとも月に1回は洗いましょう。たまにかぶるだけなら、年に数回で十分です。

ジャケットやスニーカー同様、キャップも汚れが目立つ前に洗うべき。一度ついた汚れを落とすのはなかなか難しく、汗やボディオイルは目に見えなくても生地に付着しています。

キャップを手洗いする方法

キャップを手洗いする方法はとてもシンプル。この方法で丁寧に扱えば、型崩れを最大限に防ぐことができます。

手順

  1. 帽子をはたいたり、掃除機のアタッチメントを使ったりしてキャップのホコリをとる。ローラーを使って内側と外側についた毛を除去するのも忘れずに。
  2. シンクや洗面器、大きなボウルなどに水を入れ、洗濯洗剤か食器用洗剤を数滴混ぜる。キャップについた目に見える汚れには洗剤を1、2滴たらし、指先か柔らかいブラシでこする。
  3. ②の水を手でまぜて石けん水を作ってキャップを浸す。繊維の奥まで水が浸透するように、キャップをやさしく転がす。
  4. 15分間浸したら目に見える汚れがないか、チェック。しつこい汚れには、柔らかめの歯ブラシで洗剤や石けん水をしみ込ませて、5分間水から上げておく。その後、石けん水に戻し、さらに10分間浸す。
  5. 汚れが落ちたら、冷たい水で洗剤が落ちるまで完全にすすぐ。
  6. 余分な水分をやさしく絞る。ただし、型崩れするので、つばの部分は避けて。
  7. 白いタオルで叩いてしっかり乾かし、できるだけ水分を吸収する。もう一枚乾いた清潔なタオルを用意し、キャップの内側に詰めるか、丸いもの(ボールやボウル)にキャップをかぶせ、型崩れしないようにする。
  8. 完全に乾くまで待てば完了!
洋服やタオル、寝具は定期的に洗っていても、見過ごされてしまいがちなキャップ。よく使う場合はもちろん、たまにかぶるだけでも、キャップには汚れや皮脂、汗、化粧品などが付着しています。

今回は<グッド・ハウスキーピング>より、クリーニングの専門家がおすすめする「キャップの洗濯機での洗い方と手洗いの方法」をご紹介。これを機に、家にあるキャップを洗濯してみるのもいいかも!
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洗濯機でのキャップの洗い方

時間がなかったり、シンクのスペースが十分にとれなかったり、手軽に洗いたい場合は洗濯機を使うのも手。

ただし覚えておきたいのは、洗濯が終わったらすぐに取り出すこと! 洗濯槽の中に長く放置し過ぎると、再び成形するのが難しくなってしまいます。手洗いの場合と同様、乾燥機は使わずに自然乾燥させ、縮んだり、型崩れしたりするのを避けましょう。

洋服やタオル、寝具は定期的に洗っていても、洗うのを忘れてしまいがちなキャップ。よく使う場合はもちろん、たまにかぶるだけでも、キャップには汚れや皮脂、汗、化粧品などが付着しています。

今回は<グッド・ハウスキーピング>より、クリーニングの専門家がおすすめする「キャップの洗濯機での洗い方と手洗いの方法」をご紹介。これを機に、家にあるキャップを洗濯してみるのもいいかも!
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手順

  1. 洗剤か、酵素ベースの部分洗い洗剤を使って目に見える汚れを落とす。
  2. キャップだけを洗うか、他の軽い洋服数点と一緒に洗う。洗濯槽でキャップが押しつぶされるので、大きいものや重いものは避ける。
  3. あれば、ちょうどいい大きさの洗濯ネットにキャップを入れる。
  4. 必ず冷水を使い、洗濯機のコースの中で一番やさしく洗い上げるコース(デリケートコースなど)を選んで、キャップが伸びたり、縮んだり、曲がったりするのを避ける。
  5. 洗ったらすぐにキャップを取り出す。清潔で乾燥したハンドタオルを内側に詰めるか、丸いもの(ボールやボウル)にキャップをかぶせ、型崩れしないようにして、自然乾燥させる。
  6. 完全に乾くまで待てば完了!

キャップの部分洗いの方法

繊細な作りや飾りがついたもの、ヴィンテージスタイルのキャップでつばが厚紙でできているものは、部分洗いするのがベスト。

手順

  1. 少量のマイルドな洗濯用洗剤か食器用洗剤を水で濡らした布に塗布し、シミや汚れた部分にたたくように当てる。がんこな汚れには、酵素ベースの部分洗い洗剤を使い、そのまま5分間おいておく。
  2. 同じ布を使って、小さな円を描きながら洗剤を繊維にしみ込ませたら、別の水で濡らした布を使って拭きとる。この作業を、汚れがなくなるまで繰り返す。強くこすったり、こすり過ぎたりして、繊維を傷めないように気をつける。
  3. 使った布を冷水で洗い、その布を使ってキャップに残った洗剤をやさしく拭きとる。必要なら繰り返し、そのつど布を洗う。
  4. 清潔で乾燥したハンドタオルを内側に詰めるか、丸いもの(ボールやボウル)にキャップをかぶせ、型崩れしないようにして、自然乾燥させる。
  5. 完全に乾くまで待てば完了!

※この翻訳は、抄訳です。
Translation:mayuko akimoto
GOOD HOUSEKEEPING