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日本が窮屈なら、海外に目を向けたっていい

――日本の女性が自信をつけた暁には、何が待っているのでしょう?

出会いが広がると思っています。日本で育ち生活している以上、ロリコン文化は避けて通れません。そんな風潮に違和感を覚えていも、モテるためにはそこにハマらなければいけないと真面目な女性ほど努力していると感じます。よくわからないけど可愛くなるために必死というか。好きでやってるならいいけど、窮屈に感じるのなら、日本にしばられる必要はない、外に出ちゃえばいいと思います。

――つまり海外に行って外国人と付き合うとか?

それができる人はもう悩んでないですよね(苦笑)。でも似たようなことです。世界基準で見たとき、「可愛い」でモテるのって日本だけ。自分があって自立している女性が世界では輝きます。そして男性と同じように尊敬され尊重されます。だから世界基準で自分を見てくれる人に出会うためには、心も身体もそこと同じレベルにならないと。

――内面はわかるんですが、世界基準の外見てどういうことですか? 欧米人のような体型?

いやいや違いますよ。以前話したとおり、遺伝子レベルのことは自分ではどうにもならないので。それにアジア人の体型が悪いって話でもありません。女性を幼さや若さで判断するタイプの男性って、要は「大人の女性」が苦手なので、見た目も華奢な身体つきを好む傾向がありません? だからその逆を目指そうよって話です。SPICE UP FITNESSの目指す女性らしい凹凸のある身体ですね。そうすれば必然的に世界(外国人)も視野に入ってくるのではないかと。

男性の意識が変わるのを待ってられない

――なるほど…。でも視野が広ければ、日本人男性でも構いませんよね?

もちろん。ぶっちゃけ国籍はどこでもいいんです。ただ現状、日本にそういった異性が少ないので。日本の男性の価値観が世界基準に変われば、女性側の賞味期限つきのモテ文化(30歳オーバーは終了、みたいな)もそれに合わせて変わるのでベストなんですけどね。でも現実的に考えて、男性の意識を変えるのは女性よりも時間がかかると思う。待ってられないんですよ、女性は。「出産」というトピックもあるので。

――産みたい場合は、医学的なリミットも考えて動かないと。

私はDNAって異質なものが混ざれば混ざるほど、知能も身体能力も高まっていくという考えなんです。これは留学経験が大きいかも。アメリカは移民の国だからこそ、優秀な人材が生まれるし世界からも集まるのかな、と。だから世界基準になった日本の女性には、国を超えて人とつながり子孫を残してほしい。さっきは日本人男性でいいって言いましたけど(苦笑)。これ、オリンピックを見てよく思うんですよね。

――オ、オリンピック!?

年々ハーフの選手って増えてきたし、みなさん優秀ですよね。世界と戦うためには、外国の血が欠かせないことに、世間一般も気付いているはずです。本気で強くしようと思ったら、いろんな国の遺伝子が必要ですよね。日本は島国だからか純粋な血、生粋の日本人を重んじる傾向があるけれど、そうも言ってられない時代になったと。オリンピックは例えですけど、グローバルグローバル言うのなら日本はもっと国籍に寛容になるべきだし、新たな人材を生み出していかないと、世界から取り残されてしまうと思います。

女とか男とか関係なく"人間"として信頼関係を築きたい

――これまでのお話を聞いていると、どうしても「日本男児に未来はない」という印象を受けてしまうんですが(笑)。

誤解です(笑)。私、言葉の通じない国で格闘家としての修行を積んで、現地で出会った女性を日本に連れてきたという日本人男性を知っていますよ。ただ、自立した女性を受け入れる母数が、海外よりは少ないと感じているだけ。でもそうなったのって、女性側にも原因があるとも思うんですよね。世の男性が外で戦って帰ってきたときに、守れる強さと優しさが女性にもほしい。私を守ってほしい、かまってほしいという"見えない女子圧"をかけるから、男性から面倒くさがられるんですよ。でも女性からすれば、そうしてないと日本ではモテない(とされる)。悪循環ですよね。可愛くしてれば守ってもらえるという文化は、日本社会が作り出した幻想です。女性も男性もお互いを異性として捉えないで、同じ人間として向き合い尊重し合えれば、最高なんですけどね。

岡部友プロフィール

岡部友の書き下ろし本が出版されます!  「美尻トレ 究極のヒップメイク」2017年12月13日発売