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岡部友

前回の記事はコチラ【岡部友に直撃!#1 #2 #3

「見た目」をくらべることの無意味さに気付いてほしい

――前回「トレーニングして自信がついた」というフレーズは、嘘でも言えると仰っていました。では具体的に、本当に自信がついた時、人はどうなるんでしょうか。

他人とくらべなくなりますね。くらべることの無意味さに気付くというか。ただこの「くらべない」というのは遺伝子レベルのことです。脂肪のつき方、筋肉のつくスピード、骨格等は自分ではどうすることもできませんし、そもそも、みんな同じになる必要もありません。

――でもミランダ・カーになりたいとか安室ちゃんになりたいとか、憧れはありますよね。

目標があるのは素晴らしいと思います。きっかけとして「あの人みたいになりたい」って頑張るのはいい。でも同じにはならないことに気付けないと、一生自分を否定して生きてくことになるので病んじゃう

――くらべるところを間違えないのが重要ですね。

はい。冷静になって「これは努力で可能、ここは難しい」と、分けて考えられるようになれば、他人とくらべることに意味がないことがわかります。それが理解できたら、くらべるよりも、自分自身を向上させるためのトレーニングが本来のトレーニングだと気付けます。そしてくらべていた時の自分と向き合って、今から未来に向かって自分を変えていくことのほうが、じつは他人とくらべるより何倍も難しく価値があることもわかるはず。だから、他人とくらべないというのは、妥協や諦めではありません。むしろ自分の頭でしっかり考える、思考停止しない努力は要りますよ

トレーニングは自分を知るためのカウンセリング

――トレーニングって何だかカウンセリングみたいですね。自分の弱さを認めたり、いい意味で諦めたり。

いやほんと、その通りなんです。トレーニングを通じて、自分でも気付けなかった、もしくは封印していた心の問題を見つめなおして、それを受け入れて変わっていったお客様は大勢います。「先生はトレーナーというかカウンセラー」ってよく言われます(苦笑)。

――つまり自己受容ができようになるまでが、トレーニングなのかもしれませんね…。

他人とくらべないって本当に気持ちがラク。自分は自分と思えたら、自信もしっかりついてきます。でも間違えちゃいけないのは自信はついたら終りではないということ。自信は、自分の人生に使わないと! そこからがむしろ始まりだと思います。

岡部友プロフィール

岡部友の書き下ろし本が出版されます!  「美尻トレ 究極のヒップメイク」2017年12月13日発売