ベテラン俳優で俳優ケイト・ハドソンの母でもある、ゴールディ・ホーン。彼女が20代で有名になった当初、うつで悩んだことを明かし、メンタルヘルスの大切さを訴えた

1960~70年代のitガールとして知られるゴールディは、1968年に始まったコメディ番組『ラフ・イン』に出演し、一躍人気に。1969年には映画『サボテンの花』でアカデミー賞を受賞し、その後も数々のヒット作に出演している。

5月11日(現地時間)、『Good Morning Britain』でのインタビューで、20代で注目を浴びたときについてこう振り返ったゴールディ。

「若い時に、うつ病になりました。21歳で有名になったのですが、本当に難しい状況だったんです。人気者になりたかったわけではなかったので」
「気分が落ち込んで、公共の場に出られなくなるぐらいでした」
goldie hawn
Evening Standard//Getty Images
▲20代のときのゴールディ

突然有名になったことで苦悩したゴールディは、心理学者や医師の力を借りて、メンタルヘルスについて学んだそう。その経験から考えた「幸せ」についてこう話した。

「幸せは興味深いものです。なぜならそれは気持ち次第だから」
「バターやクリームをミルクから作るように、幸せもつくり出すものなのです。幸せは選択だと理解しなければいけません」
stella mccartney's autumn 2018 collection launch
Christopher Polk//Getty Images
▲娘のケイト・ハドソンと

彼女は自分自身の経験から、子どもたちのためのメンタルヘルスに関する活動を行う団体「MindUp」を運営。メンタルヘルスケアについて、こうメッセージを送った。

「幸せでないなら、自分を労って、医者に行くべきです。恥ずかしがらないでください。メンタルヘルスは現実のものなのです」
「腕を折ったり、転んで腰を痛めたりしたら、病院に行きますよね。脳も臓器です。自分を助けるために自分でできることだけでなく、医者ができることがあります。悲しい気持ちを感じていることを、恥ずかしがってはいけません」

自分自身の経験からメンタルヘルスの大切さを訴えたゴールディ。もっと世の中で、メンタルヘルスに対しての理解が深まることを願いたいですね。