フランス人にとって、ファミリーで過ごすバカンス先、ブルターニュ。中でもサン・マロに次いで人気のサン・ブリアックに行ってきました。
Parisでもない、Niceでもない、北のブルターニュならではのフランスの魅力が詰まったSaint-Briacへ。大自然と、食と、家族愛と・・・。最高のマインドフルネスができる場所。
私がひとりでフランスに行き始めたのは、今から16年前。当時通い出したフランス語学校に紹介してもらって、Parisにホームステイをしたのがきっかけ。とても素敵な家族で、そこから1、2年おきにホームステイをさせてもらっています。いつも夏になると、家族は揃ってブルターニュへバカンスに行くのが習慣。そのブルターニュへ、私も去年ついに行って来ました。ParisからSaint-maloまでTGVで約3時間。そこから車でSaint-Briacへ。
夏を過ごすSaint-Briacでは、借家をするのがお決まり。家主さんのワンコも迎えてくれました。海が見える、こんな広いお庭で犬とボール投げをして遊べるなんて♡ フランスの犬は、躾がされているので、私のつたないフランス語でもOK。ちなみに、TGVの中でも犬を何匹も見ました(飼い主の横でお利口にしています)。
家のキッチン&ダイニングからの眺め。「トレビアン!」と思わず口走ってしまうほど、衝撃的な景色なんです。こんな景色を前にしたら、お料理の腕も自然とアガりそうですよね! 信じられないくらい、日焼けをしてしまうと思いますが(笑)
海は、とにもかくにも美しい! 透明度が高く、日本と違ってあまり潮臭さもありません。フランスは気候がカラッとしているので、海から上がってもスグにサラッと乾くところも嬉しい。タラソテラピー感覚で肌にもいいんじゃないか、とか錯覚するほど。
ブルターニュらしい造りをした古い家も立ち並んでいます。玄関の周りには基本的にお花がたくさんあるのが特徴。おしゃれなお花ばかりで、本当に絵になるんです。
青い空、白い砂浜、広い海、そして白いウッドでできたキャビン。私が人生で描いてきた、憧れの風景のひとつ♡ この中で着替えたり、荷物を置いたりするのですが、正直使っている人はほとんどいませんでした。
ブルターニュという場所はフランスの中でも特殊な地域。大昔はブルターニュ公国(おしゃれな国旗で、街中でもよく見かける)という国でもあり、住んでいる人たちはブルトン人と呼ばれていました。イギリスのバイキングや南部の人たちが移住してきてできた国。イギリスとフランスが混ざり合った、不思議な場所だからこそ、このようなふたつの国の国旗が並ぶことも。
家から歩いて約30分ほどで辿り着く、小さな町。古い家やお店が立ち並ぶ町の小道に入ると、そこはまるでRPGの世界! ゲーム脳の私は、このリアルドラクエの町で、変なアドレナリンを出していたはず。間違いなく(笑)
Saint-Briacにあるのは、海と大自然だけでなく、有名なゴルフ場もあります。世界的な大会も行われていて、私がいる間にも大きな大会が毎日のように行われていました。「アヤもゴルフに行く?」と誘われても、さすがに初心者なので断念。
フランス人のバカンス中は、毎日がパーティ。お庭で写真のような簡単なアペロTIMEを過ごして、ダイニングに移動して食事、リビングに移動してカルバドスやウイスキーを飲みながら語らう。もともと食事が長いお国柄ですが、毎晩毎晩、本当によく食べて、よく飲みました(笑)。ちなみに、家族はその土地のものを食べることが好きなので、ガレットやムール貝はもちろん、飲み物はシードルもお決まり。
アペロTIMEの一例。家族の親戚、友達が次々に集まってくるのがブルターニュ。こういう絵を見ると、やはりフランス人は家族と友人の垣根を越えて、みんなで語らうのが好きだな、と痛感します。フランス語も英語もままならない私でさえ、不思議と楽しめてしまうんです。
Parisで過ごしているときも思うことですが、ブルターニュ地方も朝は曇っている日が多いです。山なのか、と思うほど1日の中で天気がコロコロと変わります。これは朝の散歩中に見かけたカモメの休憩所。
家から歩いて20分のところにある、ホテルやお店が立ち並ぶ区域。色とりどりのカフェやレストランが素敵♡ 朝は朝市の帰りなのか、おじさんでもマルシェバック(日本でいうカゴバック)をもっている人が多く、なんてオシャレなんだろうと思っていました。カフェでは、コーヒーを飲みながら新聞を読む人もたくさん!
家族と海で過ごすときは、家族の一番下の息子の息子(要するにホストマザーの孫)とエンジョイ! 3歳の彼は、本物の天使のようにクルクルの金髪で青い目、舌ったらずなフランス語で私と遊んでくれます。ぶっちゃけ、私よりもよっぽどフランス語が堪能なのですが(笑)
とある海に出るまでの道には、ちょっとした緑のトンネルも。実はこれ、左右がゴルフ場だったりします。
Saint-Briacに来て、一番驚いたことが潮の満ち干き。写真は引き潮の時間の海。浜辺から海まで、かなりの距離ですよね(笑)。引き潮時には、砂浜の上がちょっとした水鏡になるので、すごくおしゃれな写真も撮れちゃいます。
海が一望できる場所には、大きな十字架が。まず日本で見かけることのない風景に、一目惚れ。晴れやかな日は、爽やかですが、雨の日や曇りの日は、怖いほどのドラマティックな風景に一変!
不思議なデザインのお家は、ちょっとした名所。壁には鯨のマーク、風見鶏は船になっています。平べったい平屋のような大きなお家なのですが、おしゃれですよね!
空も海も広いので、もちろん夕焼けもPerfect♡ となりのお家の旗もおしゃれだったので、ともにパシャリ。ちなみに、ブルターニュ地方の日没はParisと同じくかなり遅いので、21時前後。本当に1日が長いんです! この夕日をバックに、家族とゆっくりいろんな話をしました。他愛のないことから、人生の相談まで。
曇っているタイミングで日没近くなると、浜辺一面は青の世界に。
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