子供の頃の私たちに夢を与え、楽しませてくれたディズニーのプリンセス。だけど最近では、そんなプリンセスたちには意図せずとも「"女の子らしさ"のステレオタイプが刷り込まれている」という意見も。 

コスモポリタン イギリス版によると、ディズニー側はそんなプリンセスの姿を"作り直そうと"試みているよう。

ディズニーのプリンセスキャラといえば、抜群のプロポーションに、誰もがうらやむような美貌の持ち主で、"男性や王子様に助けられる"というのが定番。だけど最近のディズニーは、ポジティブで、女性の可能性を後押しするような新たなプリンセス像を打ち出したのだとか。

その「見直しプロジェクト」のために作られたポスターがこちら。

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親御さんを通じて子供たちに無料で提供されるというポスターに描かれているのは、キャラクターそのものではなく、「プリンセスのあるべき姿」の重要なポイントをリストアップしたもの。

ディズニー側はまず、育児のエキスパートであるジュディ・ライスさんの協力を得て、"勇敢さ"や"優しさ"といった、人気のディズニープリンセスの要素をまとめることからスタート。そして5,000人もの親御さんに、その要素を自分たちが大事だと思う順番に並べてもらったのだとか。そうしてできたのが、以下の「プリンセスのルール」!

1. 他人を思いやること

2. 健康的な生活をすること

3. 見た目で判断しないこと

4. 正直であること(嘘をつかないこと)

5. 自分自身も信用できるような友達であること

6. 自分の力を信じること

7. 間違いを正すこと

8. 最善を尽くすこと

9. 誠実であること

10. 絶対にあきらめないこと

このプロジェクトに関わったリース氏は「幼い女の子たちは、ディズニーのプリンセスになることを夢見ます。ですから、プリンセスになることが一体どういうことかを打ち出すプロセスに関わることができて、とてもワクワクしているんです。(親御さんにも協力を求めた)結果、"プリンセス"になることは肩書きやティアラをかぶること、そして王子様との結婚だけではなく、シンデレラが持つ勇気やメリダ(『メリダとおそろしの森』)の勇敢さ、そして白雪姫の寛容さを見習うことも含まれるということが明らかになったんです」とコメント。「これからの世代の女の子たちにとって、こういったルールが他人を思いやり、物事にベストを尽くし、また自分自身を信じられることへの後押しになるのを願ってやみません」。

ディズニーや専門家、そして世の親御さんが一体となって、女の子たちの未来を明るいものにしようと考え出した"新・プリンセスのルール"。これからのディズニーを観て育つ女の子たちの意識の中には、大きな変化が起こるかもしれません。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Captain & Me, Inc.

COSMOPOLITAN UK