女子プロテニス界のレジェンド、セレーナ・ウィリアムズ(35歳)は女の子を出産したばかり。

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そんな彼女がアメリカ最大級のソーシャルサイト<reddit(レディット)>に自分の名前で母へ向けた手紙を投稿した。そこには、これまで自身が苦しんだ経験や、娘には自分のように体型批判を浴びてほしくないという率直な思いが。

ママへ

あなたは、私が知っている中で一番強い人。娘を見ていたの(私に娘がいるなんて、信じられない!)そしたら私にそっくりな腕と足をしていることに気づいたわ! 私とまったく同じな、強くて筋肉質でパワフルで、センセーショナルな体をしている。

私が15歳から今日まで体験してきたことを、娘も味わうことになったらどうしたら良いかわからない。この強そうな見た目で「男」と呼ばれたり、筋肉増強するためにドーピングしているのではと言われたりもしたわ(そんなことは絶対しないけれど、誠実さが誇りの私はそんなズルをしようとは思わない)。他の女性たちよりも強く見えるからという理由で、私は女性のスポーツではなく男性の方に所属するべき、と言われたこともある(努力の賜物で、生まれつきのもの。誇りに思っているから、そんなことはしない)

自身が耐えてきた苦しみが、娘に向けられるのでは?という心配を書き綴っている。

だけどね、ママ。どうやってこの怒りを爆発させずにいたの? 黒人女性の持つ力を受け入れようとしない人や、レポーターや、アナウンサーなどに対してどうやって?

こういう見た目の女性もいるっていうことを見せられたのを誇りに思います。皆が同じ見た目ではないわ。ぽっちゃり、力強い、筋肉質、大きい、小さいなど様々。でも共通しているのは、私たちは女性であり、誇りを持っていること!

そして最後に、母への感謝を送った。

いつも私のお手本でいてくれてありがとう。ママがいるから、私は色々な苦難を乗り越えることができたの。そんな苦難さえも 挑戦だと楽しんでもいるわ。私も、娘アレクシス・オリンピアにママの不屈の精神を教えていきたい。

ママ、これからも私の支えでいてね。あなたのように穏やかで優しく、そして強い女性になれるかまだ自信がないんだけれど。でもいつかはそうなりたい。本当に愛しています。

母になったからこそ気付いたその存在の偉大さを綴った手紙。差別を乗り越えた彼女の強さと優しさが伝わってきますね。