睡眠不足が健康に悪いことは常識。イライラしたり、肌はくすんだり、頭までボーっとしてきたりと、まさに百害あって一利なし。しかも、コスモポリタン イギリス版によると、キングス・カレッジ・ロンドン (ロンドン大学)が、睡眠不足が肥満の元になるという研究結果を発表したんだとか。

同大学の科学者たちが行った最新の研究の結果、睡眠不足は食欲増加の原因になることが判明したんだそう。なんでも、睡眠が十分に取れなかった分、体を覚醒させるために食事に頼ってしまう、という可能性が考えられるんだとか。

科学者たちは最初に11の調査を行い、後にすべてのデータを集計し分析したところ、十分に眠れなかった次の日、なんと385キロカロリーを余分に摂取したことがかったのだそう

女性の場合、1日の平均摂取カロリーが2,000キロカロリーであることを考慮すると、疲れた状態で健康的な体重を維持するために、プラス20%のカロリーを摂取する必要があるよう

さらに、睡眠不足の人が運動して余分なカロリーを消費する傾向は低く(疲れているので当然といえば当然)、タンパク質よりも脂肪分を食べがちになってしまうんだとか。

キングス・カレッジ・ロンドン(ロンドン大学)の糖尿病と栄養学部とアムステルダム自由大学で教鞭をとり、この研究における上席著者のゲルダ・ポット博士は次のように解説している。

「肥満の主な原因は摂取カロリーとその消費のバランスが崩れることにあります。この研究は、睡眠不足がそのバランスの崩れの原因になる可能性を裏付けるものです。『早寝早起きは人を健康、裕福、そして賢くする』ということわざには、一理あるのかもしれません…睡眠不足は現代社会においてもっとも一般的であると同時に改善しやすい健康リスクの1つであり、慢性的睡眠不足の人はさらに増加しています」

睡眠不足による悪影響はわかっているつもりだったけどまさか食欲増加につながっていることは自覚症状がないもの。逆に言えば、ぐっすり寝るだけで肥満防止につながるわけだから…今晩からしっかり寝ましょう!

この翻訳は、抄訳です。

Translation:Rubicon Solutions

COSMOPOLITAN UK