ふとした瞬間に「あれ、私の口クサイ!?」と感じると、人と会うのも、話すのもイヤになってしまうもの。その口臭の原因って一体なに? コスモポリタン イギリス版からお届けします。

▼口臭の原因

1.息を臭くする食べ物

歯や口の表面に付着した臭いのある食べ物は一般的な口臭の原因なんだとか。これは、シュガーレスのチューインガム、歯磨き、マウスウォッシュ等で簡単に解決できそう。口腔保健協会でデンタルアドバイザーを務めるカレン・コーツ氏によれば、「玉ねぎやニンニクなど臭いのきつい食べ物やコーヒーをはじめとする飲み物は口臭を引き起こします。さらに、言うまでもなく、タバコも息を臭くさせます」とのこと。

2不十分なオーラルケア

とはいうものの、口臭の最大の原因は不十分な歯磨きによって繁殖するバクテリアなんだそう。

カレン氏は「食べ物、カス、歯垢などは歯の間や周囲にこびりつき、やがて分解されることによって口臭の原因となるガスを発生させます」とコメント。スタンリー・ミゲル歯科医は「口内に生息するバクテリアは食べかすや糖分によって増殖し、悪臭を発生させます。防止策として、デンタルフロスの使用を強く勧めます」と説明。

3.脱水症状

見逃されがちではあるものの、口臭の大きな原因となるのが脱水症状なんだとか。「脱水症状におちいると体は普段のように唾液の分泌をしなくなります。自浄作用のある唾液は、バクテリアと戦ってくれる強い味方。そのため、唾液の量が減るとバクテリアが急激に増殖してしまう」とカレン氏。水分をたっぷり取ることが重要だそう。

4.口臭と関連のある病気って?

スタンリー歯科医は、すべての口臭は必ずしも虫歯や口内環境が原因ではないと指摘。「例えば、甘くてフルーツのような息をしている場合、糖尿病の可能性があります。一方でアンモニア臭のする息は腎臓系の病気の可能性があります」と解説。とはいえ、病気を疑う前には虫歯を治しておくことが大切。

虫歯が一切ないのにもかかわらず口臭が続く場合、耳鼻科医の診察を受けて蓄膿症の有無を調べ、および胃腸科専門医からも診察を受けて消化器系が正常に機能しているかを確認することが大切なんだとか。

口臭対策

-歯医者で歯ぐきの健康や歯垢が溜まっていないかを定期的にチェックすること。「詰め物やクラウンが歯にぴったりとはまっているかということは極めて重要」とスタンリー氏。

-カレンは、毎晩、寝る前に2分間、昼間にフッ素入り歯磨き粉を使って舌苔を除去することをアドバイス。「歯磨きだけで歯の表面の最大60%を綺麗にすることができます。そのため、歯間ブラシ、デンタルテープまたはデンタルフロスを1日1回使って歯の間をきれいにしてください」。

-シュガーレスガムを噛むと唾液の分泌が促進され、口内の乾燥が防げる。ドライマウスは口臭の原因になるので注意。

摂取した食べ物を記録し、飲んでいる薬をリストアップする。その記録を歯科医に見せれば、口臭の原因がわかるかもしれない。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:Rubicon solutions

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