弟や妹がいる人って親の愛情を奪われ、洋服を奪われ…といいことないイメージだけど、でも、今回ばかりは年下兄弟に感謝した方がいいかも? 

アメリカのミシガン大学で行った最新研究によると、年下の兄弟がいる子どもは肥満になりにくいということが明らかになったんだとか。

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1~6歳までの子どものBMI(Body mass index=体格指数)値を数年間にわたり調べた結果、6歳児全体の12.8%が肥満だったのに対し、年下の兄弟がいる子供の肥満率が4.8%から8.4%と低くなっていたそう!

下の子が産まれるタイミングによってBMI値には変化が見られました。弟妹が誕生したのが2歳になる前の子どもの肥満率は7.8%、2~3歳のときの子どもは8.4%と微増していますが、3~6歳のときの子どもになると、肥満率は4.8%にまで減少したということです。

年下の兄弟がいる子供に肥満が少ない理由は諸説あります。

年下の兄弟がいる子供は兄弟同士で遊ぶ時間が長いため消費カロリーが多いと考えられます。また、2人以上の子供に食事をさせるために、両親が食事の時間を早くしていることも理由かもしれません。これまでの研究では、一人っ子の場合、両親が「食事に集中しなさい!」とよりプレッシャーを掛けるため、それが原因で子どもが反抗的になり食べる量が増えると考えられています。

また、他の研究では18歳を過ぎると、姉は弟や妹よりも体重が重くなる傾向があるそうです。これは、最初に産まれた子どもは子宮の中で得る栄養が少ないために、成長するにつれ脂肪を蓄えやすくなるのではないかと考えられています。

こうした研究からわかることは、遊ぶ時間を増やし、食事の時間を変え、偏食を減らすことで肥満率を減少できるということです。これは、一人っ子にも効果的ではないでしょうか?

この翻訳は、抄訳です。

Translation:Rubicon solutions

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