【Mamiの気になりニュース番外編】

「バイリンガルニュース」のMCを務めるMamiピックアップした記事を、ライターyokoが記事を深掘りしてお届けします。

毎日忙しくしている人は、毎日の生活を見直したくなる研究結果が…。

それが先日、National University of Singaporeにより発表された「せっかちや短気な性格は、老化を促進させ寿命を縮めている可能性がある」というもの。

調査で、対象となった1,100名の学生に「今すぐに現金を貰うことができるが、一定期間待てばもっとたくさん受け取れる、どちらを選ぶか」と質問を投げかけたところ、実験後の血液検査で、すぐに報酬を欲しがった学生、つまりせっかちな人のほうが、そうでない人に比べ、テロメアの長さが短いことが判明。

テロメアとは、染色体の先端に存在するキャップのようなもの。遺伝子情報を保護する役目があり、細胞が分裂する度、短くなります。つまりテロメアは年齢を重ねるほどに短くなってしまうのです。逆に言うと、テロメアの長さは、その人の老化の速さの指標になると言われています。

せっかちな性格がテロメアを短くするのか、それとも短いテロメアが人を短気にさせるのか。いまだに、どちらが先かは解明されていないようですが、研究者たちは「瞑想などにより、せっかちが改善されれば、テロメアが短くなるスピードを和らげる効果があるかもしれない」との前向きな姿勢での研究の継続を示しています。

確かに、大らかでリラックスしている人のほうが、いつまでも若々しくいられて長生きできそう、調査をするまでもないのでは…?という声もあるかもしれません。

とはいえ、そうストレスだらけの今の時代。早く具体的な対策が発表されるといいですね。