たとえ有名人でなくとも、イベントやパーティに出席する際に自信が持てる状態でいたいと思うのは、ごく自然なオンナ心。結婚式や水着を着る季節はもちろん、夜遊びするときでさえ、多くの女性は「自分がもっと痩せていたら…」と思ったことがあるはず。

<delish>によると、TV司会者兼シェフとして活躍しているパドマ・ラクシュミさんもそんな女性たちの1人だったそう。最近彼女は<ハリウッド・リポーター>に対して、とある自身の体験談を寄稿。なんと、当時彼女が感じていたプレッシャーは娘さんにも悪影響を及ぼしてしまっていたのだとか。

ここ数年の間、TV番組『トップシェフ』の6週間にもわたる撮影や、各種レッドカーペットイベントへの出席などで多忙な生活を送っているラクシュミさん。他人の目に常に晒されている彼女が、自分の見た目を気にしてしまうのは当然といえば当然。

しかも撮影期間中、ラクシュミさんの摂取カロリーは1日で5,000から8,000キロカロリー(注:本人の推定による)にも及ぶそう。一方でエミー賞のシーズンになると、出席に当たり7キロ近くを落とすために食事を制限したり、1日2時間ワークアウトをするなどの努力が必要になってくるのだとか。

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彼女の記事の中には、このような記述も。「ドレスの試着時にはいつも緊張します。なにせ、0サイズ(日本サイズ7号相当)のモデルがランウェイで着たドレスを、40代の自分が着ようとしているのですから」。

ラクシュミさんは、この"常に自分の体型を気にする習慣"が、7歳になる娘の心理にも悪影響を及ぼしているとは気づかなかったそう。ピザを注文して娘には食べさせても、自分は玄米とレンズ豆を食べ、一緒にミートソーススパゲティを作っても、自分はソースとサラダだけを食べる日々…。

そんなラクシュミさんが重大な問題に気づいたのは、娘さんが自分の体重を気にする言動をし始めた時。ラクシュミさんによると、娘さんは家族ぐるみで付き合っている友人に対して「体型が気になるから食べたくない」とか、「自分の体重が重すぎる」といった発言をしていたそう。

「ショックで体が硬直しました。彼女のセリフに恐怖を覚えました。言葉には大きな影響力があります。私たち母親が毎日発する言葉は、娘にも伝わっているのです」と当時の様子を振り返るラクシュミさん。

それを機に、彼女は今までレッドカーペットに向けて実践していた厳しいルーティンを緩和させることを決意。そして、ファッションを楽しみつつも、自分の体型や体重にクヨクヨと悩むことを止めたのだとか。

私の娘が服のサイズによって自分の価値を決めるようになってしまうことを考えたら、レッドカーペット上で自分が他人にどう見えるかなんて、ちっぽけなことです」。

あなたが母親であってもそうでなくても、ラクシュミさんのメッセージは体型や体重に悩む全世界の女性に響くはず。痩せるために我慢づくめで生きている姿より、適度な運動をしながら美味しいものを楽しんでいる姿のほうが、きっと輝いて見えるはずだから。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Rubicon Solutions, Inc.

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