事実確認がしにくいSNSでは、自分のプロフィールや日々の出来事を"盛りやすい"もの。それを証明すべく(?)、コスモポリタン アメリカ版のエディター、ハンナ・スマザースは、Instagramを使って「(実はシングルだけど)彼氏がいる風に見える私」を作り上げる、という実験を敢行。

以下はハンナが実際にやってみたプロセス。本人の解説とともに見ていきましょう。

1件目:「新しい友達(意味深)とブランチ中」画像

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「普段のInstagramは、セルフィーや女友達とのお出かけ写真ばかり。だけどここでは相手の顔などの詳細を見せず、あえて2人分の料理が並んだテーブルの写真だけで、『いい人と出会った』ことをさりげなくアピールしてみたの。そうそう、『運命の人と出会っちゃった!』といった、"前のめり"コメントは避けたほうがいいみたい。それから、この時点で誰からも反応がなくても気にしないで。ゲームはまだ、始まったばかりだから!」

2件目:「"誰か"が職場にお花を贈ってきた」画像

「この写真は、フォロワーに『1件目の"ブランチデートの相手"が私の職場あてに花を贈ってくれた(なんてロマンチックなの!)』と思わせるのが狙い。まあ、中には友達から『おばあちゃんからでしょ』なんてコメントもあったけどね(笑)」

3件目:「"男の人が大好きな"ビール」画像

(仕事のあと、ある男の子との1杯)  

「実際にビールを頼んだ友達がいたので、そのときの写真を拝借。大事なのは写真のクオリティやコメントじゃないの。投稿についた"いいね!(ハート)"で、フォロワーが私の恋愛に興味を示していることがわかるってことがポイント。友人からは『デートはどうだったの?』というメッセージが! どうやらこの作戦、成功しつつある!?」

4件目:「地下鉄でラブラブ(?)」画像

「"彼氏がいて超ハッピーな自分"の信ぴょう性をアップしようと、今回はちょっとした行動に出ることに。そう、"地下鉄に乗る2人の手の写真"を公開したの。まあ、実際にはレールを握る赤の他人の男性と自分の手を撮っただけ、なんだけど(笑)! 『公の場でのアクションだから、"エア彼氏"じゃないんだよ』的な。すると今度はおばあちゃんからメールが来たの! 私、ついに家族をも欺いてしまったってわけ…」

5件目:カップルの定番?「"私たち"コーヒー飲んでます」画像

(最高の男性と、最高の1杯を)

「4件目の"地下鉄でのカップル写真"に味をしめてしまった私。同僚でコスモポリタンのエディトリアル・アシスタント、ダニエルのInstagram写真にヒントを得て、"素敵な彼氏とコーヒーを飲んでる自分"をアピールしてみた。撮影場所は地元のコーヒーショップ。コーヒーを飲みながら読書に夢中になっている赤の他人(男性)の"頭から下の姿"を盗み撮りしたの。グレーのセーターに、おしゃれなサングラス。男性の格好は私が思う"ステキ男子"のそれだった。さらに『(あなたたちが一緒にいるところ)見たよ』という"共犯者"のコメントもアップしたんだけど、フォロワーの反応はイマイチ。お相手の正体を見せない、思わせぶりの写真の連続に飽きちゃったのかな?」

6件目:最後の投稿、「タイ料理店でのデート!」画像

「カップルが日曜日の夜にすることは? そう、ディナーデート! ということで、タイ料理屋さんに行ってきた。もちろん友達と。そこでプライドをかなぐり捨てて友達に頼み撮れたのが、こちらの"彼氏に撮ってもらいました"設定の1枚。"セルフィーじゃないんですよ"ってアピール! ここではちゃんと、"デート中"というコメントも明記」

「1週間この実験を続けた結果、長い付き合いの友達たちから『誰?』『どこで知り合ったの?』と質問攻撃が。そして今、私の"秘密"はバレてしまったので、楽しかったけれど"愛しの彼"とももうお別れ! しばらくはセルフィー三昧の日々が続きそう!?」

ハンナの実験、いかがでしたか? 興味のない男性に言い寄られて困っていたり、家族に「いつまで1人でいるんだ」とせっつかれている人は、SNSで"ニセ彼氏"を演出してみるのも手かも…?

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Captain & Me, Inc.

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