2020年9月、ネパール在住のドラさんとヌワンさんがキャンプから帰宅すると、庭師からあるサプライズがあったそう。なんとその庭師が抱えていたのは、生まれて数時間の野生のイノシシの赤ちゃん!

二人は母親とはぐれてしまったこのイノシシを引き取り、自分たちで育てることに――。

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イノシシを見たのは初めてだったというドラさん。犬は飼っていたものの、突然の出来事にどうしたらいいかわからなかったそう。

「最初はショックだったし、どうしたらいいか判断できませんでした。引き取っていいのかもわからなかったんです」
「でもイノシシは鳴き続けていて。生死をさまよう状態だったし、私たちが何もしなかったら死んでしまいそうでした」

動物園や保護施設に連絡はしたものの、引き取ることは難しいと言われてしまったドラさんは、イノシシを保護し、ケアをすることを決意。 こうして「イェズ」と名付けられたイノシシの赤ちゃんは、 4匹の犬と暮らすことに。

「イノシシを育てる方法」とネットで検索しながら、試行錯誤していたドラさんとヌワンさん。生まれたばかりのイノシシの赤ちゃんのお世話はとても大変で、交代で2時間おきにミルクをあげたり、身体を温めたり、献身的なケアを続けたそう。

すると、イェズはすくすくと成長していき、他の犬たちと遊ぶように。特にラブラドールレトリバーの「ビビウ」とは、ご飯を食べたり、泳いだり、昼寝をしたり、一緒に行動をするようになっていったのだとか。

しつけの必要もなく、現在は58キログラムにまで大きくなり、自然と家族の一員になったイェズ。ドラさんもイェズとの出会いは、「最高のプレゼントだった」とコメント。

「動物たちがお互いを愛し、たくさんの時間を一緒に過ごすなんて、ユニークですよね。これは愛の形だと思うんです」

毎日元気いっぱいに過ごすイェズの様子は、ドラさんのInstagramからチェックしてみて!