アメリカ・ペンシルベニア州にある「センターカウンティ図書館」は、本やDVDなどの貸し出しなどを行っている公共図書館。この図書館で特別従業員として働いている猫のホレーショは、毎週図書館のInstagramに登場。その愛らしい姿がネット上で話題に!

ホレーショが注目されるようになったのは、図書館に置いてある本やDVDの登場人物になりきった写真を投稿したことがきっかけ。今では「#caturday」というハッシュタグとともに定期的にホレーショの写真が公開されており、ファンもたくさんいるそう。

飼い主でソーシャルワーカーのリサ・シェーファーさんが、ホレーショの写真を撮り始めたのは、“図書館の目玉”になるようなものを作ろうと思ったことがきっかけ

「図書館を盛り上げようと思っていたときに、“caturday”のアイディアが浮かびました。みんなが大好きな『本』と『猫』を組み合わせたらいいんじゃないかと思ったんです。2014年の2月頃から始めたのですが、はじめは本の横に猫が座っている写真を投稿していました。猫を7匹飼っているのですが、ホレーショが1番撮影を楽しんでくれていたので、衣装や背景など少しずつ小道具を置いてみることにしたんです」
instagramView full post on Instagram

▲『オペラ座の怪人』

ホレーショは手の込んだ撮影も楽しんでくれる、優しくて素直な猫なのだとか。

「ホレーショは、私が衣装を作っているのを知っていて、いつも興味を持っているんです」
「撮影をするときにはおやつをあげるので、その間はじっとしてくれます。帽子やネクタイ、シャツ、翼などこだわりの詰まった衣装は、彼が着やすいように工夫しているんですよ」

ほとんどの衣装や小道具は手作りで、子ども用のシャツをリメイクしたり、フェルトで作ったりすることも。1着につき、30分~1時間以上をかけて制作しているとのこと。

▲『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズの『竜との舞踏』

最後にリサさんはホレーショの写真を通じて、図書館についてもっと知ってほしいと語った。

「ホレーショの投稿は、すべて図書館や知識、学びに関するもの。公共図書館は“本の倉庫”ではなく、誰もが無料の資産や情報を得られるコミュニティセンターなんです。ホレーショの投稿を見た人が写真を楽しみながら、学ぶ意欲を持ってくれたり、地元の図書館に足を運んでくれたりしたらうれしいですね」

可愛らしいホレーショの姿をきっかけに、その本を読もうと思ったり、図書館の魅力を再認識した人も多いはず。気になった人は、SNSでチェックしてみて。