アメリカ・テネシー州ナッシュビルに住んでいた男性が昨年8月に亡くなった際に、あるものを愛犬に相続したことが話題に。
地元でビジネスを営んでいたビル・ドリスさんは、ボーダー・コリーのルールー(8歳)に、自分の死後も世話をしてもらえるように財産を残したという。その額なんと、500万ドル(約5億2000万円)! こうしてルールーは一気にミリオネア犬に。
現在ルールーの世話をしているのは、ドリスさんの友人マーサ・バートンさん。バートンさんは以前からドリスさんが不在の際にはルールーの世話をしていたのだとか。
「ルール―はとてもいい子ですよ」
「ビルはいつも私に犬の世話を任せていました」
遺言に沿い、バートンさんはルールーの世話にかかった費用を毎月報告し、その費用が遺産から支払われるようになっているよう。
「彼はとにかくルールーが大好きだったんです」
もちろんバートンさんは、ルールーが億万長者になったからといって、突然豪華な餌に変えるつもりはなく、今まで通りルールーが快適に過ごせるようにケアをする予定。
ルールーが死んでしまった場合については、詳しく記載されていなかったものの、『Vanity Fair』によると、使われなかった財産は個人に渡るか寄付されるのが通常のよう。
アメリカではペットに財産を残すのは、今まで全く事例がないことではないようで、過去には実業家レオナ・ヘルムズリーが犬に1200万ドル(約12億6千万)を相続、俳優ローレン・バコールも1万ドル(約100万円)を犬に相続したという。