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絶えられないほどの熱さだった、今年の夏の猛暑。 専門家により、温暖化の影響ということが証明されています。そして、このまま温暖化が進むと、100年後にはさらなる猛暑や災害も起こるそう…。
そこでコスモポリタンでは、海外のエコ・コンシャスな女子を直撃し、日常生活を「地球にやさしく」する方法を調査しました。彼女たちをお手本にして、日本のFearlessなコスモガールたちが積極的にエコ活動をすれば、「Save the Planet(地球を守る)」ことができるはず!
ベニスが水没⁉ 温暖化が進むと、100年以内に起こりうること
【100年後に水没する可能性が高い場所】
ベニス: 2100年までに地中海の水が140センチ上昇し、ベニスの一部は水の中に沈んでしまうと予測されています。
モルディブ:スリランカの南西に位置し、「地上の楽園」と呼ばれるモルディブ。世界一海抜が低いため、海面上昇により、100年以内に水没する可能性が高いそう。
【手に入らなくなるモノ】
コーヒーが飲めなくなる⁉
コーヒー豆の代表的産地のエチオピアでは、21世紀末までに40~60%の栽培地が豆の栽培をするのが難しくなるそう。
チョコが食べられなくなる
30年以内にカカオの木が絶滅する可能性があるそう。高湿度な環境が必要なカカオの栽培は、温暖化による乾燥化で育てるのが困難になるとのこと。
21世紀末、東京の最高気温は44度に⁉
温暖化とは、温室効果ガス(CO2、メタンなど)が増えることなどが原因で、地球の表面温度が上がること。現在、産業革命前から世界の平均気温は約1度上昇したと言われています。日本の今年の夏の異常な猛暑は、そんな温暖化の影響によるものだそう。
そして、もっと不安なのが100年後の国内外の状況。
日本の環境省が制作した動画「2100年 未来の天気予報」では、このまま温暖化が進んで最悪の事態になった場合、東京の夏の最高気温は44度、超巨大台風の発生なども予測されています。さらにイギリスの科学誌によると、今世紀末には世界中の各地で山火事、熱波、豪雨などの強い災害が同時に発生するようになるとも記載されています。
日本のCO2排出量は世界第5位
温暖化の進行を食い止めるために必須なのが、温室効果ガス排出量の減少。日本の温室効果ガス排出量は、世界第5位です。そんな日本は2030年までに、2013年と比較して温室効果ガスを26%削減する目標を掲げています。
世界の「温暖化」への取り組み。今世紀末までにCO2排出ゼロ!
2015年に採択されたパリ協定では、産業革命前に比べた世界の気温上昇を2度未満(1.5度)に抑えることを目標に掲げています。また、21世紀後半には世界全体でCO2排出ゼロを目指しています。
そして、今年12月2日~12月14日までポーランドでは、パリ協定で掲げた目標を実現するための詳しいルールを採択する国連会議「COP24」が開催されました。
国際機関や国が取り組むなか、私たちも温暖化対策としてできることがあるはず…。そこで、次のページでは、各国のエコ・コンシャスな女子たちが実践している「エコ活動」をご紹介します!
From Tel Aviv
名前/ノア
職業/ファッション・ジャーナリスト
Instagram/@style.withasmile
「Eluxe」という女性誌でジャーナリストを務める傍ら、イスラエルを拠点に、自身のブログでヴィ―ガンとしてのライフスタイルを発信しているノア。
動物愛護運動に情熱をもって取り組むノアが訴えるのは、「動物を守ることは、温暖化対策・人間の健康・道徳心などすべてにおいて大切」ということ。
そんな彼女が伝授する、私たちが日々の生活で実践できることとは?
肉の消費を減らすことの大切さ
「私がヴィ―ガンになったきっかけは『アースリング(※1)』という映画だった。このドキュメンタリー映画を見たとき、動物に対して行われている惨い事実に、胸が痛くて涙が止まらなかったの…。
私たちが身近で一番動物のためにできることが、肉の消費を減らすこと。肉の大量消費は、気候変動の大きな要因なの。
実際に肉の生産は、牧場を確保するための森林伐採、家畜による温室効果ガスの排出、大量の水の使用などを招くわ。ある研究では、欧米で将来的に、肉の消費を90%削減するよう提案しているほど。
そして特に注意しなければいけないのが、安い肉。これらは、工場式農業(狭い場所にぎゅうぎゅうに家畜を押し込め、高カロリーな餌を与えて育てること。低コストで、生産高を上げることができる)でつくられている可能性があるわ。環境に大きなダメージを与えているの。
口に入れるものに気を付けることは、とても大切!」
※1『アースリング』(ショーン・モンソン監督/2005年制作アメリカ映画)
「ペット」、「食」、「娯楽」、「衣服」、「動物実験」という5つの状況に置かれる動物の残酷な現状や痛み、苦しみを伝えるドキュメンタリー映画。(フル動画はこちらから)
ヴィーガン・ファッションにトライ!
「レザーが生産される背景には、動物がかわいそうなだけじゃなく、地球環境や見知らぬ土地の人の健康にダメージを与えている。
レザーを作るのに、世界中の多くの工場は有害な化学薬品を使用したクロムなめしをしているの。そして、それは人間の身体にガンなどを引き起こす可能性も。レザー製品を輸出しているバングラデシュの工場では、そこで働く子供や大人の多くが白血病などを患っているわ。
動物、環境、人間にも優しいヴィーガン・ファッションにトライしてみて」
「笑顔でオシャレに環境活動ができるメッセージ」を発信する
「過去に、頻繁に動物の権利を求めたデモやマーチに参加していたわ。そして2年前に『Style with a Smile』というブログを開いて、ヴィーガン・ファッション、旅、ライフスタイルについて発信しはじめたの。
ブログの読者にヴィーガンに関する情報を届けることで、環境への高い意識を持ってもらい、読者も動物も地球も、もっと笑顔にしたいというコンセプト。読者からのフィードバックが、私のエコ活動のモチベーションや、新しいアイデアの刺激になるの。ブログを更新するたびに、地球のためになっていると感じるほど、最高なことはないわ!」
From Paris
名前/エレナ
職業/ブロガー
Instagram/@elenasansh
パリの街中をお気に入りの自転車で回り、エコ・コンシャスなライフスタイルをブログで紹介しているエレナ。「自転車、オーガニック食品、古着がエコ活動の鍵」という、パリジェンヌ風の環境対策を教えてくれました。
地球にもお財布にも優しい「古着」を買う♡
「ファッション業界の廃棄物問題は深刻で、莫大なCO2を排出しているの。古着を買うことで、服のリサイクルに貢献している。それにパリの古着ショップには、低価でキュートな服がたくさんあるから♡」
From New York
名前/ドミニック
職業/「MelaninASS」創設者
Instagram/@melaninass
エコ・コンシャスなファッション&ビューティー情報を発信するサイト「MelaninASS」を創設したドミニック。ニューヨーク在住の彼女は、都会の中で、できる限り「自然」と触れるようにしているよう。