「働き方改革」がさまざまな企業で取り組まれるなか、 「生産性をあげること」は働くすべての人にとって大きな課題。だからこそ、通勤コーデを楽しんだりと職場が“楽しく”なるように工夫すると、きっと仕事にもポジティブな効果があるはず…! そこで、オシャレでクリエイティブなパリの女子2人から“楽しく働く秘訣”を学ぶためオフィスを訪問。モンマルトル近くにあるアパルトマンを改装したオフィス、サンマルタン運河近くのシックなオフィスを拝見しました。
彼女たちを参考に「オシャレ働き方改革」をすると、生産性も仕事のクオリティもグッと上がるはず♡
おしゃれパリジェンヌ① イネス
「マイリトル・ボックス」マーケティング・ディレクター
生まれも育ちもパリという生粋のパリジェンヌのイネス。
日本でも展開されている「マイリトル・ボックス」は、毎月購買者に「サプライズとパリのエスプリが詰まったボックス」が送られてくるというコンセプト。パリ本社で働くイネスは、マーケティング部に勤務。毎月のボックスのコンセプトを考案したり、取引先とのミーティングしたりと大忙し。
そんな彼女に仕事のモチベーションを与えてくれるのは、「ワクワクすることを考える」時間だそう。「購買者が箱を開けた瞬間に喜ぶ顔を想像するのが、私のクリエイティビティの原動力!」と目を輝かして語るイネス。彼女が創造性豊かでポジティブな秘訣は、「自由で工夫が満載のオフィス」が反映しているよう。
さっそくイネスが案内してくれました!
アパルトマンを改装。パリジェンヌのDIY愛が詰まったオフィス
モンマルトル近くのアパルトマンの1室から2012年に始めたオフィスは、 7年間で全室に展開するまで拡大。各部屋にそれぞれこだわりのデコレーションが手掛けられている。
1階には街角のカフェ風のスペース(右上)や、社員がリラックスできるようにブランコが椅子として設置されたオフィス(右下)なども…!
遊び心たっぷりのミーティングルーム
スペースを有効活用してつくられたミーティングルームは、社内の至る所に存在。電話で取引先と静かに話したいときや、同僚と打ち合わせする際に活用するそう。
「FUN」は心の栄養素♡楽しむからこそ、仕事がはかどる!
社内に数カ所あるキッチン(左上)では、月に何度か外部からシェフを招き、社員で食事会を開くこともあるそう。また、話題のアーティストやクリエイターを招待して、社員へのワークショップを行うことも。
サン・クレール寺院が見渡せるテラス(右下)では、毎週金曜夕方に簡単なおつまみと一緒に軽くお酒を飲む“アペロ”を開催するという。さらに、お祝い文化を大切にしている「マイリトル・パリ」。オフィスの一角には、金槌とともに「良いニュースの時に壊して」と書かれたシャンパンが入った箱も設置されている! なんだかワクワクする♡
職場にベッド⁉「1人になりたいとき」のための部屋
オフィスは自分のデスク以外にも、共有スペースを自由に使用していいそう。イネスは1人になって「集中したい」ときに、窓からサンクレール寺院が見えるベッド(左)や、テラスで仕事をするそう。
さらにクッションが置かれたリラクゼーションスペース(右)も設置されている。月曜日にはヨガのワークショップが開かれているんだとか。
イネスが贈る「仕事を幸せにするTips」
――仕事に行くのが楽しくなる、通勤コーデを教えて。
フラワープリントのロングドレスがお気に入り。スニーカーを履くことも多いけど、ミーティングなどの時はショートブーツに履き替えるの。
――毎日の仕事時間を「幸せ」 にするためのMYルールは?
1.通勤の20分ウォーキング
サンマルタン運河沿いの自宅から職場まで歩くのが日課。朝早くの清々しい空気の中、お気に入りの音楽を聴いてモンマルトルなどパリの街を歩くと気持ちがいい。
2.職場で『楽しいこと』を企画する
私の仕事ルールが「Work hard & Have a fun(一生懸命働き、楽しむ)」。同僚の誕生日パーティーやアペロなど、職場の皆と一緒に楽しむことは、仕事の成果にもポジティブな影響があるわ。
3.どんな仕事でも「クリエイティブ」に取り組むこと
たとえ毎日行っている単調な仕事でも、その時々の状況に応じてやり方を変えたり、新しい方法を試したりすることが大切。大事な時間を「退屈」と感じるか、「新しい発見」を楽しむかは自分次第!
イネスの「モチベーションUPグッズ」
――仕事中に「幸せ」気分をくれるグッズを教えて。
入社時に、日本人イラストレーターのKanako氏が社員のイラストを描いたマグカップ(左上)をプレゼントするのが会社の儀式。私が入社したのは5年前だけど、今でもマグカップを愛用中。また、ハーブティー(右上)は集中力をアップさせてくれるから欠かせない。それに、1つずつのティーバッグに「人生は宝物」など素敵なメッセージが書かれているのもお気に入り。
そして、朝をHAPPYな気分で始めることは大切。毎朝彼が時間をかけて丁寧に淹れてくれたコーヒー(右下)を、タンブラーに入れて持ち歩いているの♡ 日中はチークやフェイスパウダーをつけ直すことで、気持ちも引き締まる。「マイリトル・ビューティー」のコスメ(左下)は、肌馴染みも良くてお気に入り♡
おしゃれパリジェンヌ② タイス
洗練されたオフィス
螺旋階段がシックな印象の社内は、ビルを改装したもの。3階のオフィス(写真上)の窓からパリの家々の屋根裏が見渡せる風景が、タイスのお気に入りなんだとか。ショールーム(左下)には、最新のコレクションが揃っている。
オフィスから一歩外に出ると、サンマルタン運河
オフィスの外に出ると、映画『アメリ』のロケ地にもなったサンマルタン運河の風景が広がる。運河沿いにはカフェやレストランも軒を連ねるので、休憩にリフレッシュするには最高の場所だそう。
タイスが贈る「仕事を幸せにするTips」
――仕事に行くのが楽しくなる、通勤コーデを教えて。
ジーンズにセーターなどのシンプルなスタイル。お気に入りの香水を纏い、赤リップを塗ったら完成! 服装にこだわりすぎるよりも、私にとって「香り」と「口紅」は魔法のようにお仕事ムードをONにしてくれる効果があるの。
――仕事時間を「幸せ」 にするためのMYルールは?
1.音楽を聞いて仕事をすれば、集中力が上がる
朝、まずオフィスについて取り組むのが「タラ・ジャーモン」のインスタアカウントの投稿管理。ブランドのエスプリを表現する画像投稿を考えるのは、集中力が必要な作業。そんなとき、ヘッドフォンでお気に入りの音楽を聴いて「自分の世界」に入り込むと仕事がはかどる!
2.いつでも「フレッシュ」な気持ちでいる
私にとって大切なのは、「フレッシュ」 な気分で1日中いること。リフレッシュするために香水を纏う。それだけで、目が覚めたようにスッキリした気持ちになるの。
3.仲間がいるから頑張れる!
同僚と話すことで、モチベーションが上がるわ。取引先なども含め、いろんな人からエネルギーをもらうことが仕事中も幸せでいる秘訣。
タイスの「モチベーションUPグッズ」
――仕事中に「幸せ」気分をくれるグッズを教えて。
大好きなママがくれたプレゼントを、たくさんデスクに飾っているわ。
香水ブランド「アニック・グタール」のディフューザー(左)は、ママからのクリスマスギフト。紙の下にルームフレグランスを注ぐと、フレッシュなマンダリンやパインの香りが漂うの。
クラランスの「オー・ディナミザント」は、リフレッシュしたいときに一吹き。ママがずっとつけていた香りで、この香りを纏うと心が温かい気持ちになるわ。フラワーエッセンス(右下)は、紅茶などに数滴たらして飲んでいるの。