誰もが通る"ロストバージン"という通過点。映画のようなロマンチックな体験から、ハプニング勃発でトラウマになった! という人まで。まさに十人十色の初体験エピソードを赤裸々に語ってもらいました♡

体験者:R.I.さん(28歳・保険会社勤務)

私の初体験は、高校3年生(17歳)の秋。相手は当時のアルバイト先だった、デパートの正社員。彼は35歳とかなり年上だったんですけど、面接で会った時にひとめ惚れ。それからは私からの猛アタックで、デートが実現しました。

友達の半数以上はすでにセックス経験済みだったので、「早くしてみたい!」という想いが強くて。彼とのセックスを意識して、2回目のデートから勝負下着を履いていたのに(笑)、私の年齢を考慮してなのか、まったく手を出してくる気配がなかったんです…。そんな訳で4回目のデートで「どこに行きたい?」と聞かれた時には、思わず自分から「家に行ってみたい!」って言っちゃった。

彼といえば、そんな積極的な私に最初は戸惑ったみたい。それでも「一緒に鍋を作ろうよ!」と必死にアピールをしたら、仕方なく納得した様子。まずは車でスーパーへ買い出しに行き、それから家に向かうことに。でも、いざ彼の家に行くとなった途端に緊張感が高まってきて…。食材選びをしている間も、車の中でも、終始うわの空。そんな私の態度に気づいたようで「どうしたの?」と心配してくれる彼に、「昨日寝不足で…」と言い訳なんかしたりして。

彼がひとりで暮らす家に着くと、ドキドキは頂点に。一緒に鍋を作って食べたはずなんだけど、味のことなんかさっぱり覚えてないです(笑)。そうこうしているうちに食事は終わり、ソファーに座ってテレビを観ていたんだけど、彼は手なんか出そうともせず、むしろまったりしてるじゃないですか! これじゃ今までのドキドキが水の泡…と、徐々に彼との距離を縮める作戦に。肩に頭をもたれかけさせると、やっと私のアピールに気づいたのか、じっと私のことを見つめてきた彼。

それから私の頭を撫で、ゆっくりとキスをしてきて。「いよいよ始まるんだ…」と思ったら、私の心臓は破裂しそうなくらいに高鳴ってきたんです。すると、緊張している私の様子を察知した彼が「初めてだよね。本当にいいの?」と確認してくれて。そんな彼の真摯な態度に「本当に優しい人だな」と再認識。彼の目を見つめて頷くと、ギュッと抱きしめられました。

優しくキスをしながら、身体を隅々まで撫でる彼の手の心地よさに、ボーッとしてきた私。ゆっくりと服を脱がされてゆき、気づけば下着だけの姿に。電気がつけっぱなしだったのが気になったけど言い出せず、本当に恥ずかしかった! 年上だけあって、しっかりリードしてくれる彼。耳や首すじ、胸と、順に愛撫され、ついにパンツを脱いだ時には自分でも分かるほど濡れてました。

私がしっかり濡れているのを確認した彼は、手を引いてベッドへと誘導。そして彼が服を脱ぐと、大きくなった彼のモノが露わに。「本当にこんな大きなものが入るの…?」と不安になったけど、彼はそんな私にキスをして上に覆いかぶさってきました。手際よくゴムをつけて、電気を消してくれたことにホッと一安心。「挿れるね」という言葉と同時に彼のモノがアソコに当てられ、腰が落とされたその瞬間。想像を絶する激痛を感じて、思わず唸り声が出ちゃった! それを聞いた彼が「痛い?」と動きを止めてくれたんだけど、恥ずかしさが勝って「大丈夫!」と痩せ我慢。その後も彼が動くたびに激痛が走り、頭の中では「マンガや映画で描かれるセックスって、嘘ばっか!」と、怒りが募るほどでした(笑)。

彼が果ててモノが抜かれた後も、痛みは治まらず。「こんなに痛かったんだから、きっと血が出ているにちがいない」という不安がよぎるも、彼の横で布団を避けて確認する勇気がなかなか出なくて。「痛かった?」と心配して頭を撫でてくれる彼にやっと「トイレに行ってくる」と宣言して、カラダにタオルケットを巻き付けていそいそとベッドを抜け出しました。

トイレに入り電気をつけた途端、目に入ってきたのは血まみれの下半身! カラダに巻き付けてきたタオルケットにも大量の血が…。ただでさえ血を見るのが苦手な私。顔から血の気が引いていき、とうとう便座に座りこんで放心状態に。ぼーっとしつつも「とりあえず血を拭かなきゃ」と、トイレットペーパーでゴシゴシ拭ってみる。なんとかカラダの血は落ちたものの、タオルケットだけはどうにもならず。ベッドに戻って彼に「血がついちゃった…」と伝えると、笑顔で「いいよ、そんなの」と言ってくれたので、一安心。ドキドキと痛みに耐えたことで相当疲れたのか、その日は彼の隣でぐっすりと熟睡しました。

翌朝に目を覚ますと、横にはすやすやと眠る彼の顔が。そこでようやく、初体験したことの喜びを実感できたかな。とりあえず着替えようと立ち上がると、まだアソコはズキズキと痛み、さらにベッドシーツには大量の血痕が! ついさっき感じたはずの喜びなど吹っ飛び「こんなに血が出るなんて、私のカラダがおかしいのかも?」と、頭の中は不安でいっぱいに!

家に帰るや否や、ネットで"初体験 出血多量"とひたすら検索。出血量に個人差があるということを知り安心はしたものの、痛みは3日ほど続きました…(泣)。「もう二度とセックスなんてしたくない」なんて、ちょっとしたトラウマになっちゃったもんだから、彼との2度目のセックスに踏み切るまでに3週間ほどかかりました。よく「また初Hの時のドキドキを味わいたい」なんて言う女性がいるけど、私の場合は二度とご免ですね(笑)。