12月19日(現地時間)に25周年を迎えた映画『タイタニック』。主演を務めたケイト・ウィンスレットは、同作の出演によって爆発的な人気を誇った一方でボディシェイミング(体型批判)を受けていたことを告白。

「あれはイジメだった」と、当時の心境を明かしている。

※本記事は、『タイタニック』の一部ネタバレを含みます。

名シーンについて体型を揶揄され…

1997年に公開され、世界的な大ヒット作となった映画『タイタニック』。

主演を務めたレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットは、その前から演技力に定評があったものの、『タイタニック』をきっかけに名実ともに世界的なスターに。ファンも増えた一方で、ケイトは体型をからかわれることも多かったという。

特に当時は、ケイト演じるローズがジャックに命を救われたシーンについて、「ローズが太りすぎているから一人しか板に乗れなかった」と揶揄されることが多かったと、ポッドキャスト番組「Happy Sad Confused」に出演したケイトが振り返っている。

「どうしてあんなヒドいことを言われなきゃいけなかったのかな。(中略)もし今、時間を戻せるとしたら、当時とは違って声を上げると思う。『こんな扱いは許さない。若い女性の体型は揺らぎやすいもの。まだ自分でも変化についていけていないのに、体型についてあれこれ言われるとすごく不安になるし怖い。ただでさえ辛いのに、これ以上に辛い思いをさせないで。あなたたちがしていることはイジメです。虐待とも言えるでしょう』って伝えたいですね」
「現代だったら、あんなことは起こらなかったと思う。少なくとも、そういった状況になった俳優たちはしっかりと反論するでしょう」

20年前と比べると、体型に対する批判は減っていると感じていると話すケイトだけれど、それでもまだ改善の余地があるとも話している。

「体型や外見を批評することに関しては、昔よりは減っていると思います。でも、まだまだ改善の余地はあります」
「たとえば、レッドカーペットを歩く女性に『完璧な体型』と言うことだって、やめるべきことの一つ。“完璧”なんて存在しないのに、そういった発言に影響を受けて、“理想の体型”を目指してしまう若者も少なくないんです」