ブロードウェイ版&新作映画『ミーン・ガールズ』にも出演し、話題沸騰中のシンガーのレニー・ラップ(24歳)。アーティストに加え、俳優としても活躍するレニーは、これまでに何度もボディ・イメージについて語り、非現実的なボディスタンダードに対し、声を上げ続けている。

話題の次世代スター“レニー・ラップ”

2000年1月10日に、アメリカ・ノースカロライナ州で生まれたレニー・ラップ。高校生のときは演劇のコンテストで優勝をしたり、自身のYouTubeチャンネルにポップソングのカバーを投稿していたという。

2019年には、大人気映画『ミーン・ガールズ』のブロードウェイ版にレジーナ・ジョージ役として抜擢。そして2024年1月にアメリカで公開されたばかりの、ブロードウェイミュージカルを映画化した新『ミーン・ガールズ』にも、同じくレジーナ・ジョージ役として出演しており、注目を集めている。

またシンガーとしては、デビューEP『Everything To Everyone』を2022年にリリースした後、デビューアルバム『Snow Angel』を2023年8月にドロップ。同年12月には、映画『ミーン・ガールズ』 のためにミーガン・ジー・スタリオンと書き下ろした楽曲「Not My Fault」もリリースしている。

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Reneé Rapp, Megan Thee Stallion - Not My Fault (Official Music Video)
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ボディシェイミング(体型批判)との闘い

シンガーはもちろん、俳優としても活躍するレニーだが、『ミーン・ガールズ』のブロードウェイ公演に出演していた2019年に、自身の体重に関する批評をネット上で目にし、摂食障害を発症。<People>によると、リハーサル中にめまいを起こすほど厳しい食事制限をしていたという。

レニーはこれまでにも自身の摂食障害についても率直に語っており、世間の非現実的なボディスタンダードに対しても声を上げ続けている。

「私の体にまつわる会話なんて、マジでくだらない」

2023年に開催されたティーン・ヴォーグ・サミットで、自身のボディー・イメージについてどう思うか、どんな経験をしてきたかと質問されたレニーは、このように語った

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「私の体にまつわる会話なんて、マジでくだらない。黙ってろって感じ。執着しすぎ。わかるよ。私は、自分が素敵なことくらい知ってるから。でもそんな話をする必要なんてないでしょ」
「ほんとバカバカしいと思う。ある程度は間違いなく私の心を傷つけるし、『気にしてないし、うまいことやってるよ』なんて私は言わない。(体型批判は)すごく有害で愚かで、そして無知だと思う」

「依存症との闘いはどこにでもあるもの」

The Guardian>のインタビューで、当時19歳だったレニーに対しショーの関係者が「体について下劣な発言をした」と主張し、摂食障害を悪化させたと語ったレニー。彼女の健康を心配した両親はニューヨークへ向かい、ショーから降板させようとするほど深刻な状態になっていたという。

「摂食障害は単に治って、『ごめん、また食べられるようになったよ! ハハハ』って感じなんかじゃない。一生続くことなんだ。依存症との闘いはどこにでもあるもの。私はまだ摂食障害と闘っているけれど、少なくとも両親は私が病気にとって本当に有害な環境から解放されたと理解してる。本当に素晴らしいことだし、大きな進歩なんだ」