音楽オーディション番組『アメリカン・アイドル』に出演していたことで知られる、歌手のサンジャヤ・マラカー(32歳)。先日あるポッドキャスト番組に登場した彼は、『アメリカン・アイドル』に出演していた当時、「自身のセクシャリティを隠してほしい」と広報担当者から圧力をかけられていたことを明かしました。
ポッドキャスト番組『The Adam Sank Show』で、『アメリカン・アイドル』出演時にある女性と真剣に交際をしていたことを明かしたサンジャヤ。そのときの彼は、自分の人生やセクシャリティについて探求している最中だったといいます。
「『アメリカン・アイドル』に出演すると、誰もが私のことを『ゲイだ』と言っていました。彼らは勝手に私を判断し、自分自身を定義するよう強要してきたので、『ゲイじゃないと言わなければならない』と思ったんです」
2006年、番組に出演していた際には、誰もが当時17歳の彼のセクシャリティについて勝手な憶測をしてきたといいます。
「今はバイセクシャルを自認していますが、当時はまだ自分のセクシャリティが分からなかったので、とても変な感じでした」
「学生だった2007年当時は、“男らしく”いることが求められていたし、周りに馴染むためにはできるだけそうしなければいけなかったのです。ゲイであるのはいいけれど、ゲイかそうじゃないかと、自分自身を定義する必要がある感じでしたね」
さらに『アメリカン・アイドル』に出演していたときには、広報担当者から「ファンが離れていく可能性がある」と言われ、自身のセクシャリティを隠すよう圧力をかけられたそう。
「広報担当者は私にこう言いました。『みんなに恋人はいないと言って、曖昧にしておいて。ファンを失いたくないし、誰も知らなくていいことだから』と」
10代の頃の経験を明かしてくれたサンジャヤ。決めつけや思い込みをせず、相手のことを尊重できるよう考えていきたいですね。
※この翻訳は抄訳です。
Translation: ARISA ISHIMOTO