モデルで俳優のカーラ・デルヴィーニュ(28歳)が、3月16日(現地時間)にグウィネス・パルトローのポッドキャスト番組『Goop』に登場。自身をパンセクシャルでジェンダー・フルイド(その時々によって性自認を変えること)だと公言しているカーラだけど、自分のセクシュアリティを理解するのには時間がかかったことを告白。


恋多きセレブとしても有名なカーラ。女優のアシュレイ・ベンソンとの破局後も、ホールジーやカイア・ガーバーとの恋の噂が絶えなかったけれど、“昔ながらの”家庭で育ったため、同性愛者であることの意味を理解するのは難しかったという。

「私はゲイの人を知らなかった。彼らの存在も知らなかったし、自分が同性愛嫌悪だという事実を知らずに育ってきたの。当時は同性のパートナーと一緒にいるという考えに嫌悪感を覚えることもあって、『私は絶対にしない。嫌だな』って感じだった」
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そんな気持ちを抱え育ってきたというカーラは、自分のセクシュアリティに対する内面的な葛藤が、メンタルヘルスに影響を与えたことも明らかに。

「重いうつ病を患ったり自殺を考えたりしたのは、自分がそういう存在であることをとても恥じていたから。でも実際は、それこそが私が愛してやまない自分の一部であり、受け入れるものだったの」

また昨年の<Variety>誌のインタビューで、「私はこれからもずっとパンセクシャルだと思う」と語ったカーラだけど、自分のセクシュアリティは「常に変化している」と表現。しかし、今でも時々自信を喪失することがあるそう。

「『ストレートだったら』と思う部分もまだあるの。本当に複雑なんだ」

今のところ彼女が最も幸せを感じるのは、一つの特異なジェンダー規範に適合する必要がないときだという。

「自分を人間や動物と考えるほうが、ずっと快適に思える。だってそれが私たちの本質だから。自分の本能を信じてるの」

さらに、「自分のセクシュアリティについて自由に話せるようになってからは、もう何も隠さなくなった」と<Variety>誌で語ったカーラ。ある失恋の後、女性に惹かれていることを父親に打ち明けるのが怖かったとも明かした。

「正直、怖かった。でも、父は『お前は愛されるべきだ』と言ってくれたの。父はとても優しくて、今でもそのことを思い出したら泣いてしまいそう」

厳しい家庭で育ったけれど、家族のあたたかい理解を得て、自分を自由に表現することができたカーラ。自身の過去の想いを赤裸々に話してくれたカーラからは、誰もが勇気をもらえたはず。