マドンナが自らの半生を描く伝記映画の制作に向け、主役の選考が進められている――この役は現在、ハリウッドの若手女優たちが最も手に入れたがっているものだという。

『ハリウッド・リポーター』誌は、「エミー賞の受賞者、アカデミー賞ノミネート経験のある女優、俳優業もこなす女性シンガーなど、あらゆる人がこの役を狙っている」と伝えている。

そして、その大役に一歩近づいた候補者たちは今、マドンナの“ブートキャンプ”に参加中とのこと。そのメンバーに加わっているのは、『オザークへようこそ』『令嬢アンナの真実』のジュリア・ガーナー、『ブラック・ウィドウ』『ミッドサマー』のフローレンス・ピュー、『ユーフォリア/EUPHORIA』のアレクサ・デミー、そして『ザ・スタンド』『帰らない日曜日』のオデッサ・ヤング、『Mayor of Kingstown』のエマ・レアードといった女優たちのほか、ビービー・レクサ、スカイ・フェレイラをはじめとする何人かのシンガーたちだという。

julia garner, florence pugh, alexa demie
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左から:ジュリア・ガーナー、フローレンス・ピュー、アレクサ・デミー。

この映画の制作に向けたオーディションは、すでに数カ月前から開始されている。ある候補者の代理人は『ハリウッド・リポーター』誌に、選考過程はまさに“過酷”だと語っている。

たとえば、候補者たちはマドンナの振付師から11時間にわたる訓練を受けた後、さらにマドンナ本人から、歌や振り付けのレッスンを受ける日もあるという。

共同で脚本を手がけ、監督としてもこのプロジェクトに関わるマドンナは、オーディションでの歌と演技の審査にも参加している。関係者のひとりによれば、この大役をつかめるのは、「あらゆることをこなせる」人だとか。

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Bennett Raglin//Getty Images

そして、マドンナ役を獲得した候補者を次に待ち受けるのは、撮影開始前の何カ月にも及ぶ猛特訓の日々だそう。マドンナの1990年の『ブロンド・アンビション・ツアー』までが描かれるとされるこの作品では、数多くの歌とダンスのシーンが登場することになっている。

世界中が注目するこの大役を一体誰が射止めるのか、結果発表が待ち遠しい!

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