アフリカ系アメリカ人をはじめ、マイノリティの人々に対して贈られる「BETアワード」。6月28日にアメリカ・ロサンゼルスのマイクロソフト・シアターで行われたばかりの同授賞式には、数々のセレブが集結。そんな中、ステージでパフォーマンスを披露したリル・ナズ・Xの演出に注目が集まっている。

2019年リリースの楽曲「オールド・タウン・ロード feat.ビリー・レイ・サイラス」の大ヒットにより、エンタメ界にその名を馳せることとなったリル・ナズ・X。

以前よりゲイであることを公言している彼は、今年リリースした新曲「モンテロ(コール・ミー・バイ・ユア・ネーム)」で自身のセクシュアリティを全面に打ち出し、男性同士の恋愛について歌っていた。

実は以前からMVの内容に賛否両論が集まっていた同曲を、BETアワードの大舞台でパフォーマンスしたリル。マイケル・ジャクソンの「リメンバー・ザ・タイム」をオマージュしたステージで、男性ダンサーを引き連れセクシーなダンスを披露した彼は、なんとそのうちの1人と大胆にキス!

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Bennett Raglin//Getty Images

大胆なパフォーマンスにはファンからはもちろん、パリス・ジャクソンといったアーティスト仲間からも賞賛が集まる一方で、演出をよく思わず、同性愛者嫌悪と取れるコメントも一部寄せられることに。

これらの反応をうけて、リルは自身のTwitterを更新し、批判の声を投げつけてくる人々へ率直な思いを発信。

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「みんなは自分自身のことをすごく嫌っているはず。みんなストレートの人を満足させるために最善を尽くすように生きている。僕がやったことに不快感を覚えるのは、ストレートの人が君たちにも不快感を覚えることを恐れているから。僕は今の自分を愛しているし、自分がやると決めたことを愛している。そこまで追いついてきてほしい」

さらには、楽曲がリリースされてから時間が経っているのにも関わらず、人々から変わらぬ批判が寄せられることとにうんざりしているとも告白。

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「(『モンテロ(コール・ミー・バイ・ユア・ネーム』)のリリースから)4カ月が経ったというのに、人々はまだ、僕がゲイでセクシャルなことを歌った曲の中で、ゲイでセクシャルなことをしているのを見て驚いたように振る舞っているよね」
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「キスをしただけでこんな騒ぎになるなら、今度のステージでは黒人男性とセックスだってしちゃうよ」

また、セクシーかつ大胆なステージで堂々と振る舞ったリルだったが、実はその裏では大きな不安も感じていたと振り返った。

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「このパフォーマンスのために精神的な準備をするのには、すごく時間がかかったんだ。 ステージ上に立った時は、ストレートの仲間の前でこのようなパフォーマンスをすることに震えていた。本番中でもそんな緊張を抑えるのには苦労したね。みんな、愛をありがとう」
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