十種競技競技のオリンピック金メダリストであり、カーダシアン家のパパとして知られるケイトリン・ジェンナー(71歳)。2015年にトランスジェンダーをカミングアウトしてからというもの、自身の番組などでジェンダー移行や家族との関係について明かしてきた。

そんなケイトリンが先日、娘のカイリーとコラボしたYouTube動画を公開。そこで、女性として生きる現在でも、娘たちから「パパ」と呼ばれ続けていることへの想いを告白。

トランスジェンダーをカミングアウトし、女性として生きるようになってからも、娘たちと良好な関係を保ってきたケイトリン。

娘のうちの一人であるケンダルも、カミングアウト前後の葛藤について明かしつつも、「今では普通のことだよ。新しく愛する人を見つけたって気分」と話し、一緒に愛犬たちを散歩させる姿をSNSに投稿するほど仲良しのよう。

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また、末娘のカイリーとは、毎週のようにカイリーの自宅で食事をすることが習慣になっていることも発覚!

そんな仲良しなケイトリンとカイリーが、ケイトリンのYouTubeチャンネルで共演! ケイトリンは、これが人生で初めて娘にメイクを施してもらう経験とあって、感動と喜びが押し寄せている様子。

「カイリーにメイクをしてもえる日が来るとは、思ってもなかったから。子どもたちを育てて、65歳になって、ようやく自分らしく生きるときが来たんです。(中略)子どもたちは私の親友となって支えてくれました」

その後も、メイクを進めながら雑談を楽しむ二人。そこでカイリーが、ケイトリンに「ずっと聞きたかったこと」を質問することに。

カイリー:「ケンダルと私が、今でもパパと呼ぶことを理解してくれない人がいるんだよね。数年前にお互いに話し合いをしたときには、パパと呼び続けてもいいって言ってくれたと思うけど、今の気持ちを教えてほしいな」
ケイトリン:「私は、こうしてよかったと本当に思ってるよ。私たちのコミュニティにとって代名詞はとても大切だから、繊細に捉える人も多いんだよね。それに、人はそれぞれ意見を持っているから。
でも、私は最初から自分に合う、自分なりのスタイルを大切にしたかった。他の人も、その人に合うやり方で進めるべきだと思う。だから『あなたはママになるんですね』と言われても、『違いますよ、私はパパです。これまでずっとパパだったし、子どもたち、もしくは私が死ぬまでずっと父親なんです』と言える。
カイリーたちは『パパと呼んでいい?』って聞いてくれたけど、私の答えは『もちろん』だった。あなたたちだけでなく、私自身も、自分のことを父親と考えているから」

続けてケイトリンは、自分らしく生きられることへの感謝も表明。

「朝起きて、自分らしく1日を過ごせる。それって最高なこと。でも、こうやって生きることは簡単ではないし、家族や他人に理解されずに自分らしく生きられない人が多いのも現実です。 私は本当に恵まれていると思う。過去の私は、自分らしくいたいがために、ずっと複雑で辛い日々を過ごしてきました。隠れて、嘘をついて。でも、もうそんなことをする必要もないんです」

「パパ」と呼ばれ続けていることを誇りに思っていると明かしたケイトリン。また、娘たちはケイトリンのことを「パパ」と呼びながらも、代名詞を使うときは「彼女」とケイトリンが望む表現をしていることも明らかに。ケイトリンとカイリーのコラボ動画の全編はコチラから。