キム・カーダシアンやジェンナー姉妹などのスターを生み出したリアリティ番組、『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ(以下KUWTK)』。そんな人気番組の撮影秘話を、ジェンナー姉妹の父親で、放送開始から同番組に出演していたケイトリン・ジェンナーが告白。

一家の母親で腕利きのマネージャーとしても知られるクリス・ジェンナーと離婚し、性転換手術を経て女性となったケイトリン。その後、赤裸々な自叙伝を発売して以来、家族とは疎遠になっていると噂されていた。ところが最近になって、娘たちとのことを考えて仲直りをしたようだ。離婚前のように、スケジュールさえ合えば毎日子どもたちと過ごしたいと思うとも話していた。

Caitlyn Jenner Displays Her Austin-Healey Sprite At The Rodeo Drive Concours d'Elegancepinterest
Earl Gibson III//Getty Images
昨年の父の日は、実娘ケンダルとカイリーと一緒に過ごしたケイトリン。

先日のテレビインタビューで、現在でも同リアリティショーを観ていることを明かしたケイトリン。さらに、撮影に関する裏話も暴露!

「ショーが始まったばかりの頃は、カメラは1台だけでした。5人を撮影するのにカメラが1台しかないって大変なんですよ。でも、番組が軌道に乗り始めた頃には2台に増えました」
「色々撮影した中から、プロデューサーがストーリーを見つけてくれるんです。昔はよく編集作業を見学していましたが、こっちの一言とあっちの映像をくっつけたりしていました。そして、まったく編集されていないかのように一話を作り上げてくれる。番組がうまくいっているのは、プロデューサーや編集チームが素晴らしいからです」

一時期囁かれていた、“やらせ疑惑”にも触れたケイトリン。

「もちろん、脚本なんてありません。どのような方向性で撮影するかは話し合いますが、脚本家に書いてもらったり、第三者に決めてもらうことは絶対にないです」
「シーズンの始まりにみんなで集まり、それぞれのスケジュールを共有します。それで、誰のどの部分を中心に撮影するかを決めるんです。娘たちの恋愛や、子どもの誕生とか、事前にある程度分かっていることもありますから」

2007年に放送開始してから人気が衰えることはなく、毎年のように賞を受賞している番組。だけれど、ケイトリン自身は、番組が続いていることに驚いている様子。

「すでに500話以上撮影してきました。もうこれ以上見せるものはないんじゃないか…って、毎年思っているんですが、必ず何かが起こるんですよね」

数々の名場面が誕生しているのは、事前に行われる緻密なミーティングあってこそ!?