ケンダル&カイリー・ジェンナーの父は、2015年に性転換したケイトリン。元々はブルース・ジェンナーとして生まれ、オリンピックで金メダルを獲得したこともある陸上選手として知られていた。
トランスジェンダーの公表と共に、新たな名前ケイトリンを発表した彼女は、自身の冠番組であるリアリティショー『アイ・アム・ケイト』で、性転換後はじめてカイリーに会った瞬間などを公開。また現在は、トランスジェンダーの権利のために闘うアクティビストとしての顔も持っている。写真は父の日を3人でお祝いした時のもの。
ケンダルは後に、「ある時カイリーと私は、メイクやネイルをしている父を見て、浮気していると疑ったことがあったの。その後、胸にいれるパッドやウィッグを見つけて、また別の時には彼女(ケイトリン)と家の中で遭遇したこともあったわ。(中略)私をボーイッシュに育てたのは父だったから、カミングアウトの後は辛かった。いわゆる“男らしさ”を体現していた父が、真逆の存在になったというのは奇妙な体験だったわ」とカミングアウト後の葛藤を語りつつも、「でも今は全然普通だよ。新しく愛する人を見つけたっていう気分」と明かしていた。