デビュー当時から、ティーンの憧れるロールモデルや好青年として親しまれてきた、ショーン・メンデス(22歳)。最近は恋人カミラ・カベロとのラブラブな私生活が注目される彼だけど、先日ステージ上であるミスを犯してしまったと謝罪。その内容とは――?

12月10日(現地時間)に開催された年末の定番イベント「2020 iHeart Radio Jingle Ball」に出演したショーン・メンデス。そこで彼がサム・スミスを紹介する場面で、自身のアイデンティティについてノンバイナリー(男性にも女性にも分けられない存在)であることを公言しているサムを、「They(彼ら)」ではなく「He(彼)」と呼んでしまったよう。

instagramView full post on Instagram

▲「2020 iHeart Radio Jingle Ball」でパフォーマンスするショーン・メンデス。

そんなサムは、2019年9月に「自分の代名詞をThey/Themに変更することにしました♡ 自分のセクシャリティと闘ってきた人生の後、ありのままの自分自身を受け入れることに決めたのです」とツイートしていた。

これはxの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

イベント後に自身が犯した過ちに気づいたショーンは、コンサートの翌日にInstagramのストーリーズを更新して、サムへ謝罪のメッセージを送った。

「ああ、サム・スミス。ステージであなたを紹介する際、『He』を使ってしまって本当に申し訳ありませんでした。うっかりしていたんです。もう二度と起こらないということを約束したい…。それとたくさんの愛を贈ります。あなたは間違いなく、僕がこれまでに出会った人の中で最も面白い人の1人ですから」

その後サムはショーンからの謝罪を受け入れ、同じくInstagramストーリーズに「みんなで一緒に学んでいくんだ」と書き込んだ。また「素敵なホリデーを、僕の愛するすべての人たち」と投稿し、ショーン含めファンたちへ愛を贈った。

▲「2020 iHeart Radio Jingle Ball」でパフォーマンスするサム・スミス。

ショーンの過ちは一見小さなミスに見えるかもしれないが、自身を表現するのに「He」や「She」を使うのか、はたまたどちらにも当てはまらない「They」を使うのかといった代名詞の選択は、ノンバイナリーやXジェンダーの人々にとって大きな意味を持つもの。

自身の過ちに気づいてすぐに謝罪したショーンの素早い行動や、サムの愛溢れるメッセージは、人々がノンバイナリーやXジェンダーの人へ使用する代名詞を、改めて考えるきっかけになったかもしれませんね。