ミシェル・オバマのポッドキャスト番組『The Michelle Obama Podcast(ザ・ミシェル・オバマ・ポッドキャスト)』が7月29日(現地時間)、配信をスタートした。

初回の特別なゲストに招かれたのは、夫のバラク・オバマ前米大統領。番組は様々な人間関係について話し合う内容になると伝えられていたが、夫妻は27年間に及ぶ結婚生活よりも、ともにホワイトハウスに足を踏み入れることになる以前の、それぞれの子ども時代やキャリアに欠かせないものだったという地元のコミュニティとの絆について語り合った。

新型コロナウイルスのパンデミックを受け、外出が制限されていた間に自宅で録音されたと思われる夫妻の率直かつ親密な会話には、たわいないおしゃべりや冗談、お互いへの愛を伝える言葉も含まれている。

これはxの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
「あなたが政治において行ってきたことのすべての中心にあって、人としてのあなたについて私が知っていること、私があなたに恋をした理由の一つでもあるのは…」

ミシェルがここまで言うと前大統領は、「僕のルックスだけが理由じゃなかったんだ。まあ、それでもいいけど」とジョークで話を遮る。

それに対してミシェルは、「あなたはチャーミングよ。わかってるでしょ」と言い、話を続ける。

「でも、だからじゃないの。私があなたに恋をした理由の一つは、あなたが人は誰もが誰かの兄弟や姉妹の守り手であるということを原則として生きているということ。私自身も、そのように育てられたから」

イリノイ州シカゴのサウスショアで育ったミシェルは、人の面倒をみなさいといわれて育ったという。

「私の家族、隣人たち、育ったコミュニティが、そうした考え方の基になっており、人生における選択も方向づけてきたと思う。あなたにとっても、あなたの経験がそうだったように」

前大統領はミシェルと出会う前には、シカゴでコミュニティ・オーガナイザーとして活動。地域振興事業に携わっていた。

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夫妻が出会ったのは1989年。バラクがシカゴの法律事務所でインターンとして働き始めたとき、教育係となったのが当時アソシエートだったミシェルだった。間もなく交際を始め、それから3年後、二人はシカゴのサウスショア文化センターで結婚式を挙げた。長女のマリアが生まれたのは1998年。次女サーシャは2001年に誕生した。

会話のなかで夫妻は、娘たちに残したい“遺産”についても語り合っている。娘たちが暮らす国を、「すべての人を尊重し、すべての人の面倒をみる国」、「誰もがたたえ合い、理解し合う国」としてのこしたいとバラクが言うと、ミシェルもそれに「まったく同感」と述べていた。

こんなにプライベートな対話を聞けるなんて! 次回以降の配信も楽しみに待ちたい。

※この翻訳は抄訳です。

Translation:Hearst Contents Hub


From: Harper's BAZAAR JP