コスモポリタン アメリカ版の8月号で、マライア・キャリーがロング・インタビューに答え、これまでの恋愛についても語っています。その気になれば誰だってよりどりみどりなのに(だってマライアだもの)、歴代パートナーは5人と意外と少ないよう。

世界のミュージックシーンに30年以上君臨し、数々の記録を塗りかえてきた「生きるレジェンド」が明かしたところによると、おつき合いした男性は片手で数えられる人数だそう。「そんなに大勢とつき合っていないわ。でもそれぞれ個性的で、タイプの幅は広いのよ」とマライア。「人生でたった5人、これって業界基準で言ったらお堅いわよね」と胸をはる彼女。

ということで、マライアには元彼が3人、元夫が2人いることになります。最初の真剣な交際はソニー・ミュージックの社長トミー・モトーラで、マライアのデビューアルバムをプロデュースした人。2人は1993年に結婚しますが、結局1998年に離婚。

トミーは20歳も年上、かなりの年の差カップルでした。「子供が結婚したみたいなものだったわ」とマライアは当時23歳だった結婚を振り返ります。「わたしをいわゆる典型的アメリカの女の子にさせようという圧がかかった、すごく制限された生活。人間としての自由が全然なかった。ほとんど囚人みたいなものよ」。別れてからトミーも2人の関係を「非常に間違っていた、不適切だった」と悔やんでいますが、それはデートしていた段階で考えておくべきだったことかもしれませんよね。ともあれ、トミーと離婚後、マライアはメキシコ人歌手で同い年のルイス・ミゲルとつき合います。残念ながら長続きせず、交際は1998年から2001年まで。

 
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マライアとトミー、1993年の結婚式で。

モトーラ氏と離婚して10年後、マライアは『アメリカズ・ゴット・タレント』の司会で有名な俳優・コメディアンのニック・キャノンと2008年に結婚します。2人はモロッカンとモンローという二卵性の男女の双子に恵まれましたが、その後2016年に離婚。

二度の失敗にめげず、マライアは再び結婚に意欲を示して、つき合っていた億万長者ジェームズ・パッカーと婚約。オーストラリア人の富豪の彼がプロポーズしたのは2016年1月ですが、その年の10月には婚約破棄、交際も破局という結果に。

 
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2016年のマライアとジェームズ

パッカーはこの交際がダメになったことでかなりボロボロになった様子。一度は交際していた世界最強の歌姫を失ってしまったのだから、その気持ちもわかるような。「マライアと会ったのは、わたしの人生でどん底の時期だったんだ。彼女は優しくてエキサイティングだし、いっしょにいて楽しかった」とジェームズは2017年、『オーストラリアン』紙の土曜版に語っています。同時にこんなコメントも。「彼女にとっても間違い、わたしにとっても間違いだった」。マライアは35カラットダイヤの指輪(お値段ざっと10億円とか!)を、婚約破棄後2年間キープしていたそう。『USウィークリー』誌によると、結局マライアはこの指輪を2018年に売却、倍以上の2100万ドルを手にしたそう。途中でやめた婚約なのに、そこから利益を得るなんて! これがマライアのミラクルパワーなのでしょうか。

さて、現在のマライアですが、彼女のバックダンサーもつとめる日系人ブライアン・タナカとくっついたり離れたりしているよう。ひと回りほど年下の彼と今後どうなるかわかりませんが、いっしょにいる2人はとにかくキュート。応援したくなります。

 
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この5人以外にも実は大切な彼がいたのかどうかは、マライア様ひとりの秘密ということで…♡

この翻訳は、抄訳です。

Translation:Noriko Sasaki (Office Miyazaki Inc.)

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