2018年11月13日(現地時間)に、回顧録『Becoming(原題)』を発売するミシェル・オバマ前大統領夫人。その中で、不妊治療や長女マリア&次女サーシャを授かるまでの苦悩を激白しているという。

アメリカで放送されている朝の情報番組『グッド・モーニング・アメリカ』のインタビューに応じたミシェル夫人は、20年前に流産を経験したことを告白。

「その時は、孤独感と喪失感でいっぱいで、自分のせいだと思っていました。流産について話し合う機会もないので、誰にでも起こりうることだと知らなかったからです」「私たち女性は、自分たちのカラダを欠陥品のようにとらえ、ひとりで悲しみを乗り越えようとします。だから、これから出産する若い女性たちに、誰にでも流産する可能性はあるということを知ってもらいたいのです」

それから、30代半ばに体外受精で2人の娘を授かったことについても語った。「妊娠のタイムリミットは本当にあります。排卵回数には限りがあるからです」。

これはxの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

デリケートな問題を語ろうと思った理由について聞かれると、ミシェル夫人は「カラダの機能や不調など、女性が抱える体の悩みについて語らないのは、女性である私たちのあるべき姿ではないと思ったからです」と答え、世の中の女性たちに「あなたはひとりじゃない」というメッセージを贈った。

退任後も、世界中の女性たちに勇気を与え続けているミシェル夫人。素直な思いを伝え、ときには弱い自分をさらけ出すところも彼女の魅力のひとつ。これからもロールモデル、そして私たちを正しい方向に導いてくれる大きな存在として、輝き続けて欲しい。

この翻訳は、抄訳です。

TranslationReiko Kuwabara

ELLE