3月の特集テーマは、「女性のエンパワメント」。3月8日の国際女性デーの祝福を皮切りに、ジェンダー平等や女性の権利向上について考えるキッカケとなるような記事のほか、女性たちが人生を主体的に楽しむことを肯定するコンテンツを発信中。

そこで今回は、オピニオンリーダーたちに聞いた「原動力になる!私に力を与えてくれた本&マンガ」特集をお届け!

第五弾は、パートナーと結成した音楽ユニット「MisiiN(ミシエヌ)」でボーカルを務めるMisiiさんが力を貰ったという『おもいで金平糖』をご紹介します。

※以下、ネタバレを含みます。

Misii

 
Misii
魂の歌声を持つシンガー。パートナーと結成した音楽ユニット MisiiN(ミシエヌ)のボーカルを務める。感受性の塊であり、生きる上でのモットーは”自分を信じて 自分に負けない”こと。

私に力を与えてくれた本&マンガ

『おもいで金平糖 』(集英社刊)

あらすじ

「おもいで金平糖」を食べた女の子が、それぞれに過去へ戻る。 過去の自分や死んでしまった兄、若いころの恩師や母親にふれることで、今の痛みを受け入れ、あるいはそれに気付き、向き合っていく少女たちの物語。

おもいで金平糖

おもいで金平糖

おもいで金平糖

¥477
『おもいで金平糖』をチェックする

私がエンパワーされたシーン

死の直前に未来の妹・美緒に向けて書いたメモ、筋肉が弱まっていく中で必死に書いた「負けるな自分に」という言葉を現代に戻ってきた美緒がみて、それを思いながら都大会決勝を走り抜けているシーンは、初めて読んだ時から何年も経った今でも泣かないで読めたことはないです。

この漫画を一番最初に読んだとき、その言葉をどれだけ自分に言ってあげられてるだろう、もしかしたら言えてないかもなって悲しくなったことをよく覚えています。

どんな時でも、「自分が一番自分のこと信じてあげること!」って必死に生きてます。

作品の中で印象に残ったセリフや言葉

「ゴールテープを切った瞬間 走る前の自分に思いっきり 大声で 『大丈夫だから頑張れ』って言ってやりたくなったんだ。その日からずっとゴールの向こうにいる未来の自分に逢いたくて走った。ゴールテープの先に自分を大声で応援してる未来の自分がいる」