3月の特集テーマは、「女性のエンパワメント」。3月8日の国際女性デーの祝福を皮切りに、ジェンダー平等や女性の権利向上について考えるキッカケとなるような記事のほか、女性たちが人生を主体的に楽しむことを肯定するコンテンツを発信中。

そこで今回は、オピニオンリーダーたちに聞いた「原動力になる!私に力を与えてくれた本&マンガ」特集をお届け!

第一弾は、メンタルヘルスや環境問題など社会問題を発信している、バイリンガルアクティビストの財前雅さんが力を貰ったという『花より男子』をご紹介します。

※以下、ネタバレを含みます。

財前雅

 
財前雅
早稲田大学で教育心理学を専攻する傍ら、メンタルヘルスや環境問題など社会問題を「楽しく優しく発信」するバイリンガルアクティビスト

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私に力を与えてくれた本&マンガ

『花より男子』

あらすじ

舞台は桁違いのお金持ちばかりが通う英徳学園。超がつく一般庶民の主人公・牧野つくしが、酷い集団いじめや差別にも負けずに奮闘する物語。

道明寺財閥の道明寺司をはじめ、つくしを取り巻く恋愛模様が注目されがちですが、個性豊かで、芯が強い女性キャラクターがたくさん出てくるのも魅力のひとつ!

『花より男子』をチェックする

 
財前雅

私がエンパワーされたシーン

お金と権力をひけらかす道明寺に「おあいにくさま。あたしはお金で買える女じゃないわよ」とつくしが一言。焦った道明寺が「おれは歩くブランドだぞっ。おまえはなんなんだよっ」言ったところに「あたしは無印良品よ。そのへんの女と一緒にしないで」とつくしが言い放つシーン。

お金で買おうなんてごめんよ、私はあなた達より劣っている部分もあるかもしれない。それでも価値がつけられないのよ!」というメッセージ。初めて読んだ時は小学生でしたが、子供ながらに痺れたのを覚えています。

逆境の中で辛くなったり、悔しい思いをした時にいつもこの言葉を思い出しています。

作品の中で印象に残ったセリフや言葉

牧野つくし「おあいにくさま。あたしはお金で買える女じゃないわよ」
牧野つくし「あたしは無印良品よ。そのへんの女と一緒にしないで」
藤堂静「とびきりいい靴をはくの。いい靴をはいてると、その靴がいい所へ連れて行ってくれるってね」