3月の特集テーマは、「女性のエンパワメント」。3月8日の国際女性デーの祝福を皮切りに、ジェンダー平等や女性の権利向上について考えるキッカケとなるような記事のほか、女性たちが人生を主体的に楽しむことを肯定するコンテンツを発信中。
そこで今回は、オピニオンリーダーたちに聞いた「勇気がもらえる! 私が虜になったエンパワメント映画」特集をお届け!
記念すべき第一弾は、ニューヨーク生まれ、カリフォルニア育ちの帰国子女で、アメリカを拠点にグローバルモデルとして活躍するあゆみテレサさんが勇気をもらったという『アイ・フィール・プリティ 人生最高のハプニング』についてご紹介します。
※以下、ネタバレを含みます。
あゆみテレサ
『アイ・フィール・プリティ 人生最高のハプニング』
あらすじ
自分の容姿にコンプレックスを持つ主人公のレネーは、仕事にも恋愛にも消極的で、周りと比べて自分を卑下するばかり。自分を変えようという想いで通い始めたサイクリングジムで、レッスン中に勢い余って転び、頭を強打するというハプニングが発生。
そしてなんと、目を覚ましたレネーは自分が“絶世の美女”に変身したと錯覚! 実際の見た目はそのままなのに、とんだ勘違いから自信に満ち溢れ、ポジティブな性格に生まれ変わったレネーの人生はすべてが絶好調に…!?
『アイ・フィール・プリティ 人生最高のハプニング』をチェックする
私がエンパワーされたシーン
最終的にレネーは自分の容姿は一切変わっていなかったことに気づき、「容姿ではなく、内面から溢れ出る自信やポジティブな考え方だけで人生は好転する」というメッセージを送ります。
お気に入りのシーンは、自分が絶世の美女に生まれ変わったという勘違いに気づき、現実を知った後の場面。憧れの仕事での大事な発表会で、ありのままの自分を受け入れ、自信を持つことの大切さについて、等身大の言葉で語りかけるのです。
どんな容姿でも、自信を持つことで自分の中に眠っている新たな可能性を引き出せるといったメッセージを感じられる、素晴らしいラストシーンでした!
作品内で印象に残ったセリフや名言
そんなレネーが最後のスピーチで語った名セリフがこちら!
「子どもの頃は、誰もが自信に満ちている。お腹が出ていようと、思いっきり踊ってパンツを食い込ませるよね」
「でもあるきっかけで疑問を抱き始める。砂場で誰かに意地悪なことを言われて、何度も自分を疑ううちに、全ての自信を失う。自尊心や信念も、全て消えるの」
「でも、それに打ち勝つ強さを手に入れたら? そうでしょ? 見た目なんて関係ない。声もね。子どもの頃の自信を失わないで」
「誰かに“能力がない”とか“美しくない”と言われようと、私たちの強さや賢さはもっと素晴らしいものよ」
SNSや周りの意見などの影響で、「なりたい自分」の期待値がどんどん高まり、自己評価や自分に対するジャッジメントがどんどん厳しくなってしまっている人は多いはず。
それまで何も疑うことなく持っていた自尊心や信念が、何かの拍子に一気に崩れ去ることだってあるかもしれません。
それでも、周りの否定的な意見を鵜吞みにするのではなく、自分の価値は自分で決める。自分を信じて、愛せるようになることが大切なのだと気づかされる、人生の教訓となりました!