3月の特集テーマは、「女性のエンパワメント」。3月8日の国際女性デーの祝福を皮切りに、ジェンダー平等や女性の権利向上について考えるキッカケとなるような記事のほか、女性たちが人生を主体的に楽しむことを肯定するコンテンツを発信中。

そこで今回は、オピニオンリーダーたちに聞いた「原動力になる!私に力を与えてくれた本&マンガ」特集をお届け!

第二弾は、雑誌会社でインターンをしながら自身でコラージュや小物のなどを販売する「eatsleepsex」を運営するHINATAさんが力を貰ったという『西の魔女が死んだ』をご紹介します。

※以下、ネタバレを含みます。

HINATA

 
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雑誌会社でインターンをしながら、自身でコラージュや文章を投稿する「eatsleepsex」を運営。小物の販売なども行っている。

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私に力を与えてくれた本&マンガ

『西の魔女が死んだ』

あらすじ

中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった主人公の中学生・まい。春から初夏に移り変わるひと月ほどの間を"西の魔女"こと、まいの祖母のもとで、魔女修行を受けることに。

魔女修行にとって最も重要なことは「なんでも自分で決める」ことだった。そして全ての基盤になる生活習慣を整えることからその修行は始まる。

 
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『西の魔女が死んだ』をチェックする

私がエンパワーされたシーン

人の注目を集めることは、その人を幸福にするでしょうか」という文章は現代に生きる私にとってお守りのような言葉のような気がしています。

例えば分かりやすく言ってしまうと、フォロワー数とか。多ければ多いほど注目度は高くなっていくし、知名度も上がっていきます。だけど、自分の幸せは比例するわけでは無い気がします。

SNSの中にある本質的な幸せは、あまり多くないと思っています。日常の生活の中の小さな幸せに気づける人でいたいと思うと同時に、「SNSのフォロワー=幸せ」では無いと考えさせられる文章に背中を押されました。

作品の中で印象に残ったセリフや言葉

「サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きる方を選んだからといって、だれがシロクマを責めますか」